【ガラスレザーをお手入れ】ガラスレザーの革靴におすすめのケア用品4選

【ガラスレザーをお手入れ】ガラスレザーの革靴におすすめのケア用品4選

サラリーマンの仕事用革靴として候補に入ってくるのが、ガラスレザーの革靴です。

ガラスレザーは革が樹脂でコーティング加工されているので、普通の銀付き革のようにお手入れしながら革を育てていくような感じにはなりません。

そもそもコーティングにより靴クリームが革まで届かないので、お手入れすら不要と言われます。

革靴に困るサラリーマン
革靴に困るサラリーマン

ガラスレザーはお手入れ不要って本当?

結論から言うと、ガラスレザーもお手入れは必要です

ガラスレザーだって革靴なので、履いているとどうしてもキズが付きますし、履きジワが金属疲労のようになってひび割れることがあります。

なので、しっかりお手入れをして、キズの補色や保湿をしていきましょう。

それにちゃんとお手入れをすれば、銀付き革ほどではないですが、ちゃんとエイジングを楽しむことができますよ。

この記事では、そんなガラスレザーの革靴におすすめのケア用品を紹介させていただきます。

【この記事を書いた人】

みたらしとーさん
みたらしとーさん

革靴歴約30年のサラリーマンが解説します。

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ガラスレザーの革靴をお手入れする効果

クレム1925で磨いたガラスレザーの靴-jpg

ガラスレザーを靴クリームなどでお手入れすることで、主に3つの効果が得られます。

  • 補色してキズを目立たなくする
  • ひび割れを防いで長持ちさせる
  • ガラスレザーを柔らかくする

補色してキズを目立たなくする

ガラスレザーは簡単なすりキズぐらいであれば、馬毛ブラシでブラッシングするだけで消すことができますが、強めにガリっとやってしまったキズは簡単には消せません。

そういうときは、補色効果の高いクリームで、お手入れすることでキズを消すことができます。

ひび割れを防いで長持ちさせる

ガラスレザーは樹脂でコーティングされている状態なので、履きジワなど屈曲が繰り返される部分は、金属疲労のような感じになり、ひび割れが発生します。

靴クリームでお手入れすることで、屈曲部分に油分を浸透させ、ひび割れを防ぎます。

ガラスレザーを柔らかくする

特に履き始めは硬さのあるガラスレザーですが、定期的に靴クリームでお手入れすることで、柔らかくすることができます。

せっかく購入した革靴ですので、長持ちさせて末永く履き続けたいですよね。

ガラスレザーの革靴におすすめのケア用品

ガラスレザーのエイジング

M.モウブレイ コードバンクリームレノベーター

エムモウブレイコードバンクリームレノベーター(公式)
画像出典:https://m-mowbray.com/

一番のオススメは、コードバン用のクリームです。

M.モウブレイのコードバンクリームは、コードバンだけでなくガラスレザーのお手入れにも推奨されています。

おそらく日本で販売されている靴クリームの中で、唯一の「ガラスレザー専用クリーム」です(違ったらスミマセン)。

コードバン専用のクリームには、繊維を寝かせるための樹脂が入っているので、通常のクリームより粘り気があります。

粘り気のあるクリームが表面がツルツルのガラスレザーにもしっかりと定着します。

コードバンのお手入れ
コードバンの表面は、細かい剣山のような繊維がびっしり詰まっていて、その繊維を無理やり寝かせている状態です。
そのため、お手入れでは繊維を寝かせる必要があります。

しっかり革に定着するので、多少のキズも隠すことができて、補色にも優れているクリームです。
(色の種類は7色ありますので、黒以外の靴でも大丈夫です)

保有する革靴がガラスレザーメインという方は、このクリームさえ持っていればバッチリです!

靴磨き芸人でYouTuberの奥野さんも、ガラスレザーのケアにコードバンクリームをおすすめしています。

【合わせて読みたい】

コードバンクリーム レノベーターのレビュー記事です。

>>【ねっとりしっかり定着】コードバンクリーム レノベーターをレビュー

コロンブス ブリオ レザーコンディショニングクリーム

コロンブスのブリオです。

ジェル状のクリームで、とても粒子が細かくガラスレザーにも栄養分が染み込んでいきます。

保湿効果に優れたホホバオイルが配合されているので、革の繊維に浸透してしなやかさや柔軟性が出ます。

ただ、無色のコンディショニングクリームで、補色効果はありませんので、キズなどの補色をしたい場合は別の靴クリームを塗布する必要があります。

私がいつも参考にさせていただいている、You Tube「靴職人PC」でもガラスレザーのお手入れで紹介されています。

サフィールノワール クレム1925

サフィールノワールのクレム1925は、油性の靴クリームです。

高級なビーズワックスやカルナバワックスなどで構成されている高級クリームで、シアバターが配合されることで、油性なのに浸透性が高く、革の保湿や柔軟性を与えることにも優れています。

油性なので、ガラスレザーの表面にもしっかり定着して、特に履きジワの部分に塗り込むと、しっかり保革されているという感じになります。

油分によって、履きジワの屈曲部分を柔らかくすることができるので、金属疲労のようになる樹脂のひび割れを防ぐことができます。

サフィールノワールクレム1925(蓋を開けた)-jpg

靴と同色のクリームを使えば多少のキズなどは目立たなくなります。

そして、かなりいい感じの艶がでます。単純にピカピカに光るのではなく、なんともいえない色気のある艶が出ます。

【あわせて読みたい】

>>サフィールノワール クレム1925をレビュー【ダントツの光沢と抜群の浸透力】

タピール レーダーオイル

タピールレーダーオイル-jpg

タピールのレーダーオイルは、サラッとしたオイルなので、樹脂コーティングされたガラスレザーにも染み込んでいきます。

ガラスレザーが結構柔らかい質感になります。モチモチな感じになるというのは大げさですが、特に履きジワの部分を中心に塗ってあげると、効果的です。

また、タピールレーダーオイルは履きはじめのプレメンテナンスにも効果があります。

外側だけでなくライニング(靴の内側)の革にも塗ってあげると、痛い部分が解消され、履き心地が良くなります。

ガラスレザーだけでなく、革靴の表面やライニングを柔らかく保ちたい方にはおすすめのケア用品です。

【あわせて読みたい】

>>タピール レーダーオイルをレビュー【天然素材のやさしいオイルを解説】

ガラスレザーの革靴におすすめのケア用品|まとめ

革靴初心者の購入候補に必ず入ってくるガラスレザーの革靴ですが、ガラスレザーもクリームなどでお手入れする必要があります。

ガラスレザーは樹脂コーティングされている革ですので、その革にしっかり定着、浸透するケア用品を選びたいところです。

  • M.モゥブレィコードバンクリームレノベーター
  • コロンブスブリオ
  • サフィールノワールクレム1925
  • タピールレーダーオイル

ガラスレザーはお手入れ不要と言われていますが、やはりしっかりとお手入れして末永く履きたいですよね。

サラリーマンは、いろいろ大変ですが、ちゃんとした革靴を履いてがんばりましょう!

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コメント一覧

匿名

初めまして。
この度、ガラス靴の購入を決めたばかりで、興味深く拝読いたしました。
できれば、各用品の使い方や使う順番などもご教示いただけると幸いです。
恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

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みたらしとーさん

コメントありがとうございます。
私の場合ですが、まずは革に柔軟性を与えるため、先にタピールのレーダーオイルかコロンブスのブリオを靴全体に塗布しています。
1日ぐらい置いて革にオイルが浸透した感じになったら、クレム1925かコードバンクリームを全体に塗布し、布やストッキングで乾拭きしてツヤを出しています。
新しい靴の購入を決められたとのことで、楽しみですね。

返信する
匿名

ご返信くださり、ありがとうございます。
やはり1日置いた方が良いのですね。
ちなみに購入したのはリーガルのJU15です。
オールデンのような艶と、もっちりとした感じにできれば、と高望みをしております(汗)。
今回はありがとうございました。
今後もブログを楽しみにしております。

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