日本を代表するシューケアメーカーであるコロンブス。そのコロンブスで販売されているラージサイズの馬毛ブラシが「ジャーマンブラシ1」です。
通常の馬毛ブラシよりかなり大きいサイズで、簡単にホコリを落とすことができますよ。
この記事では、コロンブス ジャーマンブラシ1を愛用している私が実際に使ってみて感じたメリットやデメリットなどを解説します。
革靴のお手入れ用に馬毛ブラシの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
馬毛ブラシって何に使うの?という方は以下の記事を参考にしてください↓
>>【もう迷わない】靴磨き用ブラシ…馬毛?豚毛?素材ごとの役割や使い方を解説
✔ジャーマンブラシ1のメリット・デメリット
ジャーマンブラシ1を使用してブラッシングした際の動画です。
余計な情報はいいから、レビューを先に見たいという方はこちらからジャンプできます。
【この記事を書いた人】
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革靴歴約30年のサラリーマンが解説します。
- 『靴磨き知識アドバイザー』
- 革靴は仕事道具。「ガッツリ履いて、しっかりお手入れ」がモットーです。
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コロンブス ジャーマンブラシ1の基本情報
コロンブス ジャーマンブラシ1の基本情報を解説します。
日本のシューケアメーカーコロンブスで販売
ジャーマンブラシ1を販売している「コロンブス」は、靴クリームの製造販売業として1919年に創業した日本のシューケアメーカーです。
最高品質の素材を用いたプレミアムブランド「ブートブラック」が有名です。
【コロンブス会社概要】
会社名称 | 株式会社コロンブス |
代表取締役社長 | 服部 暁人 |
創業 会社設立 | 大正8年(1919年) 昭和23年 (1948年) |
事業内容 | 靴クリーム、靴用品、革製品のお手入れ用品、企画・製造・販売 |
本社所在地 | 〒111-8610 東京都 台東区 寿 4-16-7 |
靴クリームの「ブートブラックシュークリーム」や防水スプレーの「アメダス(AMEDAS)」が有名です。
ジャーマンブラシのラインナップ
ジャーマンブラシは1〜10までラインナップされています。
革の素材や用途によって使い分けられる、革靴用ブラシのおすすめシリーズです。
ラインナップ | 外観 | 種類 | 用途 |
---|---|---|---|
ジャーマンブラシ1 | 馬毛ブラシ (ラージサイズ) | 革靴のホコリ落とし | |
ジャーマンブラシ2 | 馬毛ブラシ (ベーシックサイズ) | 革靴のホコリ落とし | |
ジャーマンブラシ3 | ハンドルタイプの馬毛ブラシ(白毛) | バッグ、財布、鞄、カバン等の皮革製品のホコリ落し | |
ジャーマンブラシ4 | ハンドルタイプの馬毛ブラシ(黒毛) | バッグ、財布、鞄、カバン等の皮革製品のホコリ落し | |
ジャーマンブラシ5 | 豚毛ブラシ(白毛) | 革靴にクリームを塗布した後に靴全体に馴染ませる | |
ジャーマンブラシ6 | 豚毛ブラシ(黒毛) | 革靴にクリームを塗布した後に靴全体に馴染ませる | |
ジャーマンブラシ7 | 馬毛ブラシ | クリームの塗布や細かい箇所のホコリ落とし | |
ジャーマンブラシ8 | 豚毛ブラシ | 革靴にクリームを塗布する | |
ジャーマンブラシ9 | 山羊毛ブラシ | 靴磨きの仕上げ用 | |
ジャーマンブラシ10 | ワイヤーブラシ | スエード・起毛革の毛並みを起こす |
ジャーマンブラシシリーズだけでも十分なのに、コロンブスではその他にも様々な種類のブラシが販売されています。種類が多すぎる……。
ジャーマンブラシ1の商品情報
ジャーマンブラシ1の商品情報は以下のとおりです。
原産国 | ドイツ |
サイズ | もち手部分 約205mmx約64mm 毛の長さ約40mm |
素材 | 馬毛 |
用途 | 革靴のホコリ落とし |
定価 | 3,300円(税込み) |
コロンブス ジャーマンブラシ1をレビュー
ジャーマンブラシ1を以下の項目でレビューします。
ジャーマンブラシ1の外観
ジャーマンブラシ1の外観です。
持った感じもかなり大きく感じます。
革靴と並べてみると、大きなブラシと分かると思います。
毛の長さは約4cmです。
全長約20cmです。
重さは約250g
使用感
実際に革靴をブラッシングしてみました。
ブラシが大きいので全体を簡単にブラッシングできます。
M.モゥブレィの馬毛ブラシと比較
通常サイズのM.モゥブレィ 馬毛ブラシと比較してみます。
見た感じで全然違います。
M.モゥブレィの馬毛ブラシの毛の長さは約2cmなので、ジャーマンブラシ1は倍の長さです。
重さもジャーマンブラシは約250gに対して、M.モゥブレィ 馬毛ブラシは約140gと倍近く違います。
使った感じはそんなに気にならないですが、数値で見ると結構違います。
ジャーマンブラシ1だと大きいという場合は、レギュラーサイズのジャーマンブラシ2がおすすめです。
コロンブス ジャーマンブラシ1の4つのメリット
ジャーマンブラシ1のメリットは以下の4つです。
- 少ないストロークで簡単にホコリを落とせる
- 持ち手に溝があって使いやすい
- 毛が長くてすき間の奥まで届く
- 毛が程よく柔らかく革を傷つけない
詳しく解説します。
少ないストロークでホコリを落とせる
これが一番のメリットと言ってよいのですが、全長20cmでの大きさなので少ないストロークで簡単にホコリを落とせます。
通常のブラシだとシャカシャカと何回かブラッシングしなければならないところ、ワッサワッサ、シャッシャッ、ザッザッと数ストロークでホコリを落とせます。
擬態語はこれであってるの?
雰囲気を分かってもらえれば……。
持ちやすくて使いやすい
持ち手部分に溝があり湾曲形状で手にフィットするため、大きいのに持ちやすくて使いやすいです。
溝がないブラシはブラッシングしていると、滑って飛んでいってしまうことがありますが、このブラシは滑ることがないので、ガシガシブラッシングすることができます。
毛が長くてすき間の奥まで届く
毛が約4cmと長いので、靴のすき間の奥にも届き、しっかりホコリを落とすことができます。
程よい弾力と柔らかさなので、ホコリも払いやすいです。
毛が程よく柔らかく革を傷つけない
毛が長く程よい柔らかさ(弾力)なので、革を傷つける心配はありません。
鏡面磨きをしたつま先に付いたキズも、ササッと軽くブラッシングすると目立たなくできます。
コロンブス ジャーマンブラシ1のデメリット
ジャーマンブラシ1のデメリットも紹介します。
- 細かい箇所はブラッシングしにくい
- 置き場所に困るかも
- 毛が抜けやすい
細かい箇所はブラッシングしにくい
これは、メリットとトレードオフの関係になりますが、革靴の羽の部分などをブラッシングするにはちょっと使いにくいです。
ただし、毛が長いのでうまく角度をつければちゃんと落とすことができます。コツを掴むまで少し使いにくいという程度です。
置き場所に困るかも
これは人によると思いますが、大きいので置き場所に困るかもしれません。
我が家の場合いつも靴磨き道具を入れている箱に入らなかったので、玄関に鎮座しています。
毎日使うものなので奥にしまうわけにもいかず、収納の仕方を検討中です……。
毛が抜けやすい
機械植え製法のブラシなので、最初のうちは毛が抜けやすいです。毛が長いので抜けたあとの毛も目立ちます。
高級ブラシではないので、これはやむを得ないのかなと思います。
ただし、ある程度使えば抜け毛も落ち着くので、最初だけ我慢すれば問題ないです。
抜け毛がイヤなら手植え製法を
抜け毛がイヤなのであれば、手植え製法のブラシを購入しましょう。手植えのブラシは高価ですが、作りがしっかりしていて抜け毛も少ないです。
コロンブスの手植え製法の馬毛ブラシです。高価ですが人気商品となっています。
コロンブス ジャーマンブラシ1の口コミ
ジャーマンブラシの口コミを紹介します。
良い口コミ
- 思ってたより大きいサイズだったが、手に持つと気にならず逆にこのサイズで良かった。
- 大きさもちょうどよくて、メンテナンスが楽しくなった。
- かなり大きめで毛の硬さもちょうどよくホコリ落としには最適。
- レビューに書かれていた抜け毛もなかった。
- 大きいと感じる人もいるかもしれないが、このサイズ、毛の量だと汚れも簡単に落ちる。
良い口コミは、ブラシが大きくて使いやすいという意見が大多数を占めています。
悪い(ネガティブな)口コミ
- 大きい作りで重量もあるので、靴磨きで艶を出す目的ならもっとコンパクトなほうが使いやすいと思う。
- 毛が抜けやすい。
- もう少し安いと良いのだが。
悪い(ネガティブな)口コミは、デメリットでも書きましたが「毛が抜けやすい」という意見がかなり多かったです。
ジャーマンブラシに限らず同価格帯の機械植えタイプのブラシは、どうしても毛が抜けやすいのでしょうがないのかなと思います。
まとめ|コロンブス ジャーマンブラシ1は大きくて使いやすい馬毛ブラシ
大きくて使いやすい馬毛ブラシのコロンブス ジャーマンブラシ1をレビューし、メリットやデメリットなどを解説しました。
ジャーマンブラシ1は通常の馬毛ブラシよりかなり大きい馬毛ブラシのため、少ないストロークで簡単にホコリを落とせ普段使いに最適です。
大は小を兼ねるといいますが、馬毛ブラシにも当てはまります。
革靴のお手入れ用に馬毛ブラシの購入を検討している方は、ぜひお試しください。
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