サラリーマンの仕事用革靴、いわゆるビジネスシューズ。
リモートワークの増加やビジネスカジュアルの流行などで履く機会が少なくなってきたとはいえ、日本のサラリーマンにとっては、まだまだ重要なアイテムです。
でも、革靴って長時間履いていると足が痛くなるし疲れるんだよね……。
確かに営業や就活など、一日中歩き続けるような場合は足が痛くなるし疲れますよね……。
そういうときにおすすめなのが多機能ビジネスシューズです。見た目は普通の革靴なのに、スニーカーのような履き心地で長時間歩いても疲れません。
この記事では、スニーカーのように履けて長時間歩いても疲れにくい多機能なビジネスシューズを紹介します。
営業や就活で履ける歩きやすい革靴をお探しの方はぜひご覧ください。
多機能ビジネスシューズおすすめ14選
※クリックでジャンプします。
✔TEXCY LUXE(テクシーリュクス)
✔asics walking(アシックスウォーキング)ランウォーク
✔リーガルウォーカー
✔BALANCE WORKS(バランスワークス)
✔HYDRO-TECH(ハイドロテック)
✔通勤快足(ツウキンカイソク)
多機能ビジネスシューズのブランド解説へ
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仕事で違和感なく履けるビジネス用スニーカーをお探しの方はこちらを参考にしてみてください。
>>ビジネス用スニーカーおすすめ10選|失敗しない選び方も解説
【この記事を書いた人】
革靴歴約30年のサラリーマンが解説します。
- 『靴磨き知識アドバイザー』
- 革靴は仕事道具。「ガッツリ履いて、しっかりお手入れ」がモットーです。
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多機能ビジネスシューズを選ぶポイント
多機能なビジネスシューズといっても、様々なものが販売されています。
歩きやすく疲れない多機能ビジネスシューズを選ぶポイントは以下の3つです。
- アッパー(甲革)が天然皮革
- アウトソールの作りがしっかりしている
- 信頼できるブランド
アッパー(甲革)が天然皮革
アッパー(甲革)には天然皮革が使われている靴を選びましょう。
合成皮革などの人工的な素材の靴もよく売られていますが、湿気や熱などで劣化しやすくすぐに履けなくなってしまいます。
また、柔軟性や通気性がないので、足に馴染まずムレやすく履き心地も悪いです。
アウトソール(靴底)がしっかりしている
アウトソールはある程度の硬さがあった方が歩きやすいです。
一見、柔らかい靴底の方が楽そうですが、柔らかすぎると足を支える機能が弱くかえって疲れやすくなってしまいます。
靴底が柔らかすぎると、歩きづらいだけでなく減りも早いのですぐダメになってしまいます。
信頼できるシューズブランド
量販店には防滑、防水といった機能性を謳(うた)った激安の靴が多く売られていますが、作りも粗くちょっとしたことですぐに壊れてしまうものも多いです。
また、そのような靴は足を保護したり、支えたりする機能も弱いので足腰への負担も大きく、疲れるどころかトラブルのもとになります。
信頼できるシューズブランドであれば作りもしっかりしているので、そんな心配はありません。
多機能ビジネスシューズおすすめ14選
それでは多機能ビジネスシューズを紹介していきます。
多機能ビジネスシューズおすすめ14選
✔TEXCY LUXE(テクシーリュクス)
✔asics walking(アシックスウォーキング)ランウォーク
✔リーガルウォーカー
✔BALANCE WORKS(バランスワークス)
✔HYDRO-TECH(ハイドロテック)
✔通勤快足(ツウキンカイソク)
多機能ビジネスシューズのブランド解説へ
TEXCY LUXE(テクシーリュクス)
テクシーリュクスはアシックス商事が展開する本革使用のビジネスシューズです。
クッション性と屈曲性に優れた軽量感のあるソールが使われていて、革靴なのにスニーカーのような履き心地。Amazonのビジネスシューズランキング1位を2年連続で獲得しています。
テクシーリュクス GORE-TEXシリーズ
デザイン | ストレートチップ、プレーントゥなど |
革の種類 | 天然皮革 |
製法 | セメンテッド製法 |
ウィズ | 3E相当 |
特徴 | GORE-TEXを使用 |
ライニング(靴の内側)にゴアテックス ファブリクスを使用した防水性と透湿性を兼ね備えた、テクシーリュクスの人気シリーズです。
テクシーリュクス RIZAPコラボモデル
デザイン | ストレートチップ、ウイングチップ |
革の種類 | 天然皮革 |
製法 | セメンテッド製法 |
ウィズ | 3E相当 |
特徴 | ・RIZAPとコラボしたモデル ・HAZUP(ハザップ)インナーソールを使用 |
ライザップとコラボしたモデルで、毎日の通勤で効率よく運動不足を解消できるビジネスシューズです。
HAZUP(ハザップ)インナーソールにより足指の動きを目覚めさせ、普段の歩く動作をトレーニングに変える仕様になっています。
テクシーリュクス TU-7774S(エントリーモデル)
デザイン | ストレートチップ、ウイングチップ |
革の種類 | 天然皮革 |
製法 | セメンテッド製法 |
ウィズ | 3E相当 |
特徴 | テクシーリュクスの基本性能を備えたエントリーモデル |
スニーカーのように履けるテクシーリュクスの基本性能を備えた、エントリーモデルです。
クッション性と屈曲性に優れた、軽量感のあるE.V.A.インジェクションソールを使用しているので履き心地抜群ですよ。
asics walking(アシックスウォーキング)ランウォーク
ランウォークはスポーツシューズで有名なアシックスが展開しているビジネスシューズです。
「ビジネスのための走れる靴」をコンセプトに作られた革靴で、クッション性の高いインソールが革靴とは思えない履き心地となっています。
多機能で歩きやすい革靴は、見た目が安っぽく見えるものが多いですが、ランウォークは本格革靴のような見た目なのでおすすめです。
ランウォーク GORE-TEX
画像出典:asics walking公式サイト
デザイン | ストレートチップ、プレーントゥなど |
革の種類 | 天然皮革 |
製法 | セメンテッド製法 |
ウィズ | 2E、3E、4E |
特徴 | 防水透湿性に優れたGORE-TEXを使用 |
防水透湿性に優れたGORE-TEXを使用していて、雨の日でも快適に履けます。
アッパーに上質な天然皮革を使用していて、中敷にはRUNWALKのゴールドの刻印もあり高級感を演出。本格革靴のような雰囲気がありつつ機能性もある革靴です。
ランウォーク エアサイクル
画像出典:asics walking公式サイト
デザイン | ストレートチップ、プレーントゥなど |
革の種類 | 天然皮革 |
製法 | セメンテッド製法 |
ウィズ | 2E |
特徴 | エアサイクル構造によりムレを軽減 |
靴の中に空気を取り込み循環させる「エアサイクル」構造を採用しています。ランウォークの機能性・クッション性はそのままにムレを軽減する革靴です。
ランウォーク アイスウォーク
画像出典:asics walking公式サイト
デザイン | 外羽根ストレートチップ、Uチップなど |
革の種類 | 天然皮革 |
製法 | セメンテッド製法 |
ウィズ | 2E、3E、4E |
特徴 | 防滑ソールのアイスウォークを採用 |
ガラス繊維入りラバーと、低温でも硬くなりにくいスノーコンパウンドラバーを使用したアイスウォークソールにより、凍結路も快適に歩くことができる革靴です。
リーガルウォーカー
日本の紳士靴メーカーとしてはおなじみのリーガル。そのリーガルの中でも快適性や足の健康を重視して作られた「コンフォートシューズ」を展開しているのが、リーガルウォーカーです。
柔らかく馴染みやすい革を採用しています。
リーガルウォーカー 101WAH
画像出典:リーガルオンラインショップ
デザイン | プレーントゥ |
革の種類 | 天然皮革(オイルレザー) |
製法 | ステッチダウン製法 |
ウィズ | 2E |
特徴 | 吸湿性の高いクールマックスを採用 |
かかと部分には衝撃吸収素材『PORON(ポロン)』を使用していて足に掛かる衝撃を緩和します。また、履き口にはクッションがあり、足を優しくサポートします。
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リーガルウォーカー 304W BE
画像出典:リーガルオンラインショップ
デザイン | プレーントゥ |
革の種類 | 天然皮革 |
製法 | ステッチダウン製法 |
ウィズ | 3E |
特徴 | 自然な「あおり歩行」をサポート するN-flexソールを採用 |
足の親指側の屈曲をスムーズにして、小指側の反発力で蹴り出しをフォローする、より素足に近い自然な「あおり歩行」をサポート します。
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BALANCE WORKS(バランスワークス)
バランスワークスは、日本のシューズブランド「ムーンスター」が展開。「バランスフレックス」や「バランスガイド」機能を搭載して、「柔らかいのにグラつかない」ビジネスシューズです。
ムーンスターは足袋の製造からスタートした会社だけあって、足元の安心と安全を重視した商品を展開しています。
バランスワークス 透湿防水タイプ
画像出典:ムーンスター公式サイト
デザイン | プレーントゥ、ストレートチップ、ローファーなど |
革の種類 | 天然皮革 |
製法 | セメンテッド製法 |
ウィズ | 3E |
特徴 | 透湿防水の機能 |
「柔らかさ」と「安定性」を両立。さらに、透湿防水機能を搭載していて、雨などによる外部からの水の浸入を防ぎつつ、汗による湿気を外部に逃がし、快適な履き心地を演出します。
バランスワークス クラシック
画像出典:ムーンスター公式サイト
デザイン | ストレートチップ、ダブルモンクストラップなど |
革の種類 | 天然皮革 |
製法 | セメンテッド製法 |
ウィズ | 3E |
特徴 | 本格革靴のような見た目 |
本格革靴のようなクラシックな見た目と、クッション性と屈曲性を兼ね備えたムーンスターのドレスシューズです。
「柔らかさ」と「安定性」を両立させた快適な履き心地で、革靴を履いたときの足の「ストレス」を軽減します。
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バランスワークス スタンダードモデル
画像出典:ムーンスター公式サイト
デザイン | ストレートチップ、プレーントゥなど |
革の種類 | 天然皮革 |
製法 | セメンテッド製法 |
ウィズ | 3E |
特徴 | バランスワークスのスタンダード機能 |
「柔らかさ」と「安定性」を両立させた快適な履き心地と、軽量性と衝撃吸収性をアップさせたモデルです。
HYDRO-TECH(ハイドロテック)
ハイドロテックは「東京靴流通センター」や「シュープラザ」などの靴の量販店のチヨダが展開している人気のプライベートブランドです。
軽量で高クッションの履き心地の良いビジネスシューズを展開しています。
ハイドロテック ブルーコレクション
画像出典:kutsu.com
デザイン | ストレートチップ、プレーントゥなど |
革の種類 | 天然皮革 |
製法 | セメンテッド製法 |
ウィズ | 3E |
特徴 | 防水性に特化したモデル |
晴れた日でも、雨の日でも履くことができる全天候型のビジネスシューズです。
歩行時に起こる様々な不快感を緩和する機能を搭載しています。
通勤快足(ツウキンカイソク)
通勤快足は日本のシューズメーカー「アサヒシューズ」が展開。「ゴアテックス(R)ファブリクス」が使われていて、雨や雪の日も安心して履くことができます。
通勤快足 TK3309
画像出典:アサヒシューズ公式サイト
デザイン | ストレートチップ |
革の種類 | 天然皮革 |
製法 | セメンテッド製法 |
ウィズ | 4E |
特徴 | ゴアテックスを搭載 セラミックソールで滑りにくい |
「ゴアテックスファブリクス」を搭載しているので、雨の日でも安心です。
アウトソール(靴底)にセラミックソール(特殊ゴムにセラミック粒子を配合)を採用していて、濡れた路面でも滑りにくくなっています。
通勤快足 TK3324
画像出典:アサヒシューズ公式サイト
デザイン | プレーントゥ |
革の種類 | 天然皮革 |
製法 | セメンテッド製法 |
ウィズ | 4E |
特徴 | 希少な価値のある純国産牛革「アンジー」を採用 |
ライニング(靴の内側)には、汚れにくく吸汗速乾性があって、静電気を空気中に逃がすことができる素材を採用しています。
革靴のサイズ選びの注意点
スニーカーと革靴はサイズ表記が違う
革靴のサイズ表記とスニーカーのサイズ表記は全く違います。スニーカーのサイズのつもりで革靴を買おうとすると失敗してしまいます。
革靴のサイズ表記(日本製の場合)
リーガルなど日本製の革靴のサイズ表記は、その靴を履く人の足のサイズが基準となる「足入れサイズ」になっています。
スニーカーのサイズ表記
実際の靴の内部の大きさ(インソールの長さ)
例えば、私の実際の足の大きさ(足長)は、25.8cmですが、スニーカー(アディダス)は27cm、革靴は25.5cmを履いています。
革靴は、靴の大きさではなく、履く人の足長を「想定」して表記しているので、自分の「足長」を把握する必要があります。
ウィズ(足囲)の確認も必要
- 足長
一番長い足の指からかかとまでの長さ - 足囲
横幅の一番広いところを一周した長さ
革靴の足囲はウィズと呼ばれ、アルファベットで表記します。
ただし、あまり難しく考える必要はないです。「自分の足長」と「靴のサイズ表記」が合ったものを選べばOK!
【あわせて読みたい】
革靴のサイズ選びを失敗しない方法を解説した記事です↓
多機能ビジネスシューズのメリット
多機能ビジネスシューズのメリットは以下の3つです。
- 最初から足に馴染んで歩きやすい
- 長距離を歩いても疲れにくい
- 値段がお手頃のものが多い
詳しく解説します。
長距離を歩いても疲れにくい
これが多機能ビジネスシューズの一番のメリットです。
スニーカーのようなクッション性が高く足を保護してくれるインソールが使われているため、長時間歩いても疲れにくい作りになっています。
最初から足に馴染んで歩きやすい
多機能ビジネスシューズは本革を使用していても、屈曲性の高く柔らかい革を使用しているため、履き始めから足に馴染んで歩きやすいものが多いです。
ライニング(靴の内側)にも柔らかい素材が使われているため、スニーカーのように履くことができます。
値段がお手頃のものが多い
多機能ビジネスシューズは革靴ですが、革自体はアッパー(甲革)部分にしか使われていないこともあり、値段はお手頃のものが多いです。
営業や就活などハードに革靴を履くので、短い期間に革靴を履き潰してしまう方におすすめです。
多機能ビジネスシューズのデメリット
多機能ビジネスシューズのデメリットも紹介します。
- 意外とムレやすい
- 本格革靴と比べると安っぽく見える
- 経年変化は楽しめない
意外とムレやすい
多機能ビジネスシューズの中には透湿性が高いとされる靴も多いですが、意外とムレやすいです。
特にアッパー(甲革)に防水効果がある革が使われている場合は、外に湿気が逃げないのでかなりムレます。
一日履きっぱなしだと、結構辛いなと思うことがあります。
本格革靴と比べると安っぽく見える
機能性重視なのでしょうがないですが、デザイン的にも革質的にも本格革靴と比べるとどうしても安っぽく見えてしまいます。
経年変化は楽しめない
最初から履き心地が良くなるような素材が使われているため、何年も履いてエイジングさせていくのは難しいです。
機能性重視なのでしょうがない部分ですね。
多機能ビジネスシューズFAQ
多機能ビジネスシューズの気になる疑問にお答えします。
靴の製法はどんなものが多い?
- 多機能ビジネスシューズはアッパー(甲革)とアウトソール(靴底)を接着剤で接合する「セメンテッド製法」ものが多いです。
セメンテッド製法は機械による大量生産に向いているため、お手頃な価格で販売することができます。
修理はできる?
- 多機能ビジネスシューズはセメンテッド製法のものが多いですが、セメンテッド製法でもアウトソール(靴底)の張り替えができるものがあります。まずはメーカーや近くの靴修理店へ相談してみてください。
ただし、修理をすることで機能性が失われる場合や、本体価格より修理代金の方がかかってしまう場合があります。
毎日履いても大丈夫?
- いくら履き心地がよくても毎日履くのは厳禁です!
人は1日靴を履くと約コップ1杯分の汗をかくと言われています。靴を1日履いたら2日、最低でも1日は靴を乾燥させるために休ませましょう。
まとめ|営業や就活では多機能で歩きやすい革靴がおすすめ
この記事では、スニーカーのように履けて長時間歩いても疲れにくい多機能なビジネスシューズを紹介しました。
営業や就活など長時間歩き回る必要があるときは、見た目は普通の革靴なのにスニーカーのような履き心地の多機能ビジネスシューズがおすすめです。
せっかく革靴を履くのであれば本格革靴でビシッと決めたいところですが、機能性重視の革靴を履いて自分の足腰を守りましょう。
営業や就活で履ける歩きやすい革靴をお探しの方は、ぜひお試しください。
今回紹介した多機能ビジネスシューズ
✔TEXCY LUXE(テクシーリュクス)
✔asics walking(アシックスウォーキング)ランウォーク
✔リーガルウォーカー
✔BALANCE WORKS(バランスワークス)
✔HYDRO-TECH(ハイドロテック)
✔通勤快足(ツウキンカイソク)
【あわせて読みたい】
仕事で履けるスニーカーをお探しの方はこちらを参考にしてください。
>>ビジネス用スニーカーおすすめ10選|失敗しない選び方も解説
高級靴はムリでもやっぱり本格革靴を履きたいという方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
革靴沼のススメ 様
分とてもたくさん揃えられていてすごいですね!
革靴1つに対するコメントも適格で分かりやすかったです。
また訪問させていただきます(^_^)
ありがとうございます!
ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。