【迷ったらコレ!】おすすめの革靴用クリーナー・リムーバーを用途別に徹底解説

【迷ったらコレ!】おすすめの革靴用クリーナー・リムーバーを用途別に徹底解説

革靴の汚れを落としてくれるクリーナーやリムーバー。履いていて付着したホコリなどの汚れのほか、古いクリームやワックスを取り除きます。

ただ、クリーナーといっても様々な使い道や種類があって、初心者はどれを購入したらよいのか分からないですよね。

  • 革靴用のクリーナーって必要?
  • 革靴用クリーナーの種類ってどんなものがあるの?
  • で、結局どれを買えばいいの?おすすめが知りたい

この記事ではこんな悩みを解決します。

革靴用クリーナーの購入を検討していて何を買ったらよいかお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

革靴用クリーナーの種類や用途は知っているので、おすすめを先に知りたいという方は以下からジャンプできます。

✔おすすめの革靴用クリーナー・リムーバー

【この記事を書いた人】

みたらしとーさん
みたらしとーさん

革靴歴約25年のサラリーマンが解説します。

革靴用クリーナーの役割は化粧落とし

革靴用クリーナー-jpg

革靴用クリーナーは革靴を履いて付着したホコリなどの汚れだけでなく、普段の靴磨きの際に塗布した古いクリームやワックスを取り除く役割があります。

女性の化粧品で例えるとメイク落としのような役割です。クリーナーで革をすっぴん状態にすることで、その後の保湿や栄養補給をしやすくします。

お手入れの作業としては、クリーナーで汚れを落とせばよいというだけではなく、その後の保湿や栄養補給が重要です。

靴磨きは女性の化粧と一緒。やったら洗顔しないわけにはいかないし、その後のケアも重要なんです。

丸谷誠氏談『MEN’s EX特別編 最高級靴読本(究極メンテナンス編)』33頁 (世界文社,2017.6)

革靴用クリーナーを選ぶ3つのポイント

クリーナーを選ぶ3つのポイント-jpg

革靴用クリーナーといっても、水性で革に優しいものや油性ワックスまでしっかり落とすものなど様々な種類や用途があります。

革靴用クリーナーを選ぶポイントは以下の3つです。

  • 「汚れ落とし」に特化したものを選ぶ
  • 慣れるまでは革に優しいタイプでOK
  • 慣れてきたら用途別に使い分ける

詳しく解説します。

「汚れ落とし」に特化したものを選ぶ

革靴用のクリーナーなんだから当たり前と思うかもしれませんが、革靴用クリーナーの中には汚れ落としの用途だけでないく、保湿や栄養補給も併せてできるタイプも販売されています。

保湿や栄養補給ができるタイプがダメというわけではないですが、汚れ落とし効果が中途半端になりがちです。

せっかくのお手入れですので、汚れや古いクリームはクリーナーでしっかり落とし、保湿や栄養補給は靴クリームで行うことをおすすめします。

慣れるまでは革に優しいタイプでOK

革靴用クリーナーには水性タイプと油性タイプがあります。

水性タイプは油性成分を落としにくいので洗浄力は弱いですが、革にやさしいです。反対に油性タイプは洗浄力は高いですが、革に負担がかかることも。

お手入れに慣れていないとクリーナーを多く使ったり、ゴシゴシこすったりして革を痛めてしまうことがあるため、革に優しい水性タイプのものがオススメです。

買ったばかりの靴だとクリームも蓄積していないし、水性のクリーナーで十分です。

慣れてきたら用途別に使い分ける

繰り返しお手入れをしていると靴に古いクリームが蓄積してくるので、数か月一度の割合で靴を「すっぴん」状態にするフルメンテナンスが必要になってきます。

また、つま先を光らせる鏡面磨き(ハイシャイン)をした靴は、油性ワックスが層のように塗られているため、水性タイプでは落とすことができません。

そのため、慣れてきたら油性タイプのクリーナーや油性ワックス専用のクリーナーを揃えて、使い分けましょう。

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おすすめの革靴クリーナー・リムーバーを紹介

おすすめのクリーナー-jpg

おすすめの革靴用クリーナーを目的別に紹介します。

初心者や普段使い用におすすめ

革靴に慣れていない初心者の方や普段の軽い靴磨きに使いたいという方におすすめのクリーナー・リムーバーを紹介します。

M.モゥブレィ ステインリムーバー

M.モゥブレィ ステインリムーバーは水性で革に優しいタイプで染みになりにくいので、初心者におすすめのクリーナーです。

靴の汚れや古いクリームを落とすにはコレ1本あれば問題ありません。

ただ、水性のため油性のクリームやワックスは落としにくいので、フルメンテナンスに使うには物足りないです。

M.モゥブレィ ステインリムーバーのメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • 革にやさしく使いやすい
  • 古いクリームを落とすのにはコレで十分
  • 水性のため油性のクリームやワックスは落としにくい

ステインリムーバーは革靴用クリーナーの中では定番中の定番です。気軽に使いやすいですよ。

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コロンブス ブートブラック レザーローション

ブートブラック レザーローションは低臭で透明なローションタイプのクリーナーです。

皮を柔らかくする成分のホホバオイルがが配合されているため、革をしなやかにして塗布後のクリームのノリを良くします。

ブートブラック レザーローションのメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • ホホバオイル配合で革にやさしい
  • ローションタイプで使いやすい
  • 価格が少し高め

ブートブラックの商品は見た目も高級感があってカッコいいですよね。

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革靴を「すっぴん」にするフルメンテナンスにおすすめ

革靴の汚れをしっかり落としたい方におすすめのクリーナー・リムーバーを紹介します。

サフィール レノマットリムーバー

サフィール レノマットリムーバーは革の中に浸透し、油汚れも溶かして落とす強力なリムーバーです。

ガンコな汚れや染み、古いワックスを強力に落とすことができます。揮発性が高いので、カビやその原因の湿気も除去します。

プロの靴磨き職人や専門のクリーニング業者の方も、市販ならレノマットリムーバーが一番というほど効果の高さです。

丸谷 いろいろ試しましたが、市販品ではワックスを落とすならサフィールのレノマットリムーバーがいい。

伊藤 ぼくもそう。…(略)…市販品となると、あれでしょうね。

丸谷誠氏、伊藤裕之氏談『MEN’s EX特別編 最高級靴読本(究極メンテナンス編)』33頁 「シミと汚れの修復座談会」(世界文社,2017.6)

ただ、強力なクリーナーな分、ニオイも強烈なので、室内で使うなら換気が必須となります。

✔サフィール レノマットリムーバーのメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • 最強の汚れ落とし
  • 揮発性が高くカビ菌や湿気も一緒に除去できる
  • 価格が少し高め
  • ニオイが強烈なので室内で使うには注意が必要

毎回は使えませんが、数か月〜1年ぐらいに1回のフルメンテナンスには重宝します。

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コロンブス ブートブラック ツーフェイスプラスローション

ブートブラック ツーフェイスプラスローションは油性と水性の成分の2層になったクリーナーです。

混ぜ合わせて使うことで油性、水性の汚れを区別なくしっかりと落とすことができます。

モイスチャー成分が含まれているため、革をしっとり保湿できるクリーナーです。

✔ブートブラック ツーフェイスプラスローションのメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • 水性と油性の2層の成分により、油性、水性の区別なく汚れを落とせる
  • モイスチャー成分により革を保湿し痛めることなく汚れを落とせる
  • 防カビの成分は含まれていない

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油性ワックスを落とすのにおすすめ

革靴のつま先などをワックスでピカピカに光らせる鏡面磨き。

油性のワックスを重ね塗りするため、通常のクリーナーでは落としにくく、しっかり落とすには専用のクリーナーが必要です。

ここではワックス落とし専用のクリーナーを紹介します。

M.モゥブレィ ワックスクリーナー

M.モゥブレィ ワックスクリーナーは鏡面磨き(ハイシャインともいいます)のワックスを落とす専用のクリーナーです。

ワックスクリーナーは専用というだけあって、ワックスを落とす効果はバツグンです。

M.モゥブレィ ワックスクリーナーのメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • ワックスを落とす効果はバツグン
  • 液体のため揮発性が高く革に残らない
  • 強力なのにニオイもなく使いやすい
  • ワックスを落とす以外には使えない
  • 使いすぎると(ゴシゴシ強くこすると)革を痛めてしまうことも

靴磨きで鏡面磨きをする方には、個人的にかなりおすすめのクリーナーです。

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コロンブスブートブラック ハイシャインクリーナー

ブートブラック ハイシャインクリーナーはペースト状のワックスクリーナーのため、量が調整しやすいです。

革に浸透せず、ゆっくりワックスを溶かしなら取り除くタイプのため、革を痛めず落とすことができます。

ブートブラック ハイシャインクリーナーのメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • ペースト状のため量を調整しやすく革を傷めにくい
  • 少量でワックスをしっかり落とすことができる
  • ペースト状のためクリーナーが靴に残ってしまう
  • 溶剤のニオイが少しキツイ

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サフィールノワール クレム1925(無色)

サフィールノワール クレム1925はクリーナーではありませんが、油性クリームのためワックスを落とすことができます。

油性マジックを消すときに油性マジックを上から塗るみたいな感じです。

少量のクリームを布にとって拭くとワックスが溶けて、ちゃんと落とすことができます。

クレム1925(無色)-jpg

✔サフィールノワール クレム1925のメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • 靴クリームのため革を痛める心配がない
  • お手入れにも使えるので、単純に一石二鳥
  • しっかり拭き取らないとクリームが靴の上に残ってしまう
  • 高級クリームなのでクリーナーとして使うのはちょっともったいない

意外としっかりワックスを落とすことができますよ。

【あわせて読みたい】

靴クリームとしてのレビューですが、サフィールノワール クレム1925のレビュー記事です。

>>サフィールノワール クレム1925をレビュー【ダントツの光沢と抜群の浸透力】

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革靴用クリーナーの必要性を考察

Do I need a cleaner?

専門家の中には革靴用クリーナーは革を傷めるので推奨しないという意見もあります。

実際はどうなのか、簡単にですが少し考察したいと思います。

クリーナー不要論

クリーナー不要論には、革靴用クリーナーを使うと革を傷めてしまうという意見があります。

確かに一般的な革靴用のクリーナーには有機溶剤界面活性剤が入っているので、使いすぎてしまうと革を傷めてしまう可能性があります。

有機溶剤はシンナーみたいなものですし、界面活性剤は石鹸や洗剤と同じ成分です。

実際、日本の有名なシューズブランドであるスコッチグレインでもクリーナーの使用は推奨していません。

(お手入れには)クリーナー、汚れ落とし、リキッド(液体靴墨)はお勧めしておりません。

出典:スコッチグレイン公式サイト ()内引用者

また、新しい靴クリームを塗ると溶剤で古いクリームが溶けて拭き取られ、新旧のクリームが順次入れ替わるので、あえてクリーナーを使う必要はないという考えもあります。

クリーナーを使わないデメリット

古くなったクリームやワックスを落とすことなく、ずっとそのままにしておくと、革が呼吸できずシミやクラック(ひび割れ)などのトラブルが発生しやすくなります。

また、夏などに多く汗をかいた際に表面にワックスなどの古い層があると、革がボコボコになる原因にも。

新しいクリームで古いクリームを取り除くという考えもありますが、古いクリームすべて取り除くのは難しいです。

トラブルを防ぐためには、毎回でなくても定期的に古いクリームやワックスを落として、革靴を「すっぴん」状態にする必要がありそうです。

クリーナーは間違った使い方をしなければ大丈夫

クリーナーは革を痛めるという問題も、最近は革を傷めにくいタイプのクリーナーが多く販売されています。

ひと昔前は選択肢が少なかったクリーナーだが、いまは多くの商品が登場し、汚れ落とし力も向上している。…(中略)…(有機溶剤などの)配合量を工夫するなどして以前に比べて革を傷めにくいタイプのものも増えてきた。

長谷川裕也著 『続・靴磨きの本』33頁(亜紀書房,2020.10.14) カッコ内引用者

(クリーナは)どれを選ぶにせよ、必要以上にゴシゴシ用いると摩擦で革を痛めてしまうので、…(中略)…軽くサッと拭う程度で、効果は十分に発揮されます。

飯野高広著『紳士靴を嗜む』171頁(朝日新聞出版,2010.6.30) カッコ内引用者

クリーナーの成分を心配するより、間違った使い方をしないようにすることが大事ではないでしょうか。

クリームやワックスの蓄積によるトラブルのリスクを勘案すると、やはり定期的にクリーナーやリムーバーを使って汚れを落とす必要はあるのではないかと考えます。

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まとめ|革靴用クリーナーは適切に使ってしっかり汚れを落とそう

この記事では、おすすめの革靴用クリーナーやリムーバーを用途別に解説し、クリーナーの必要性についても簡単に考察しました。

革靴用クリーナーは普段革靴を履くことで付いてしまった汚れのほか、長年のお手入れで付着した古いクリームやワックスを落とすことができます。

使いすぎると革を傷めてしまうおそれもありますが、定期的に革をすっぴんにしてあげることで、その後の保湿や栄養補給などのケアをしやすい状態にすることが可能です。

革靴用クリーナーにはカビ予防などの効果がある商品もあるので、上手に使って大事な革靴を末永く履いていきましょう。

今回紹介した革靴用クリーナー・リムーバーです。

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