スコッチグレインの全天候型革靴であるシャインオアレイン。フッ素を配合した撥水効果のある革を使用しているので、天気を気にせず履くことができます。
そんなシャインオアレインの「2773BR」は、おしゃれなマーブルブラウンの革靴です。
ブラウンの革靴は雨の日に履くとシミになったり、変色したりしますが、シャインオアレイン2773BRはそんな心配はいりません。
この記事では、雨でも晴れでも履けるスコッチグレインのシャインオアレイン2773BRを実際に履いてみた感じを詳しくレビューします。
雨用の革靴では珍しいブラウンの革靴が気になる方は、ぜひご覧ください。
✔動画でも解説しています。
※シャインオアレインはスコッチグレインの直営店、公式オンラインストアのほか、楽天市場でも購入できます。楽天経済圏の方は楽天ポイントが付与されるのでお得です。
【この記事を書いた人】
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- 革靴は仕事道具。「ガッツリ履いて、しっかりお手入れ」がモットーです。
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スコッチグレイン「シャインオアレイン」とは?
スコッチグレインは、ヒロカワ製靴が手掛ける日本のシューズブランドです。
東京・墨田区の工場で一貫生産していて、日本の靴職人により日本人の足に合う木型で作られている、MADE IN JAPANの品質は間違いありません。
墨田区のふるさと納税の返礼品にも選ばれていて、2020年の返礼品の中で1番人気になっています。
>>日経新聞電子版(2021年5月9日)
そのスコッチグレインが製作、販売しているのが「シャインオアレイン」です。
シャインオアレインのアッパー(甲革)は、皮をなめす(皮を革に加工する)段階でフッ素を配合した撥水効果のある革を使用しています。
普通、撥水性のある靴はガラスレザーのように塗料や合成樹脂でコーティングするなど、革が人工的な感じになってしまいますが、シャインオアレインは、革靴特有の自然なエイジングが楽しめます。
革本来の持つ自然な質感はそのままに、高い撥水性を持つスグレモノです。通常のお手入れを続けていくだけで撥水効果が持続します。
晴れでも雨でも(雪でも)履ける全天候型の革靴なので、最初に購入する本格革靴としてオススメです。
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シャインオアレインⅣ2773BRの基本情報
シャインオアレインⅣ(2773BR)は、色は濃淡のあるマーブルブラウンで、スコッチグレインには珍しい外羽根のデザインになっています。
キャップトゥ(つま先)に一文字のブローギング(穴飾り)のあるクォーターブローグです。
ウィズはシングルEで、スコッチグレインのプレミアムグレードにラインナップされている「オデッサ」と同じ木型を使用しています。
私は同じシャインオアレインの黒のストレートチップを持っていますが、天気を気にせずガシガシ履ける靴をもう一足ほしいと思い購入しました。
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黒のストレートチップのレビュー記事はこちらを参考にしてください。
アッパー(甲革)
2773BRはブラウンでも濃淡が入っているマーブル柄のブラウンです。
シャインオアレインは国産の厳選された革が使われているので、しっかりお手入れして履いていれば末永く付き合えます。
グッドイヤーウェルテッド製法のため、完全防水ではないとのことですが、コバの部分に靴クリームを塗り込むことで浸水を防ぐことができます。
光りにくいと言われるシャインオアレインのアッパーですが、ガシガシ履いて革が育ってくるとしっかりツヤが出てきますよ。
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ライニングとインソール
スコッチグレインの靴は、ライニングはすべてレザーです。
革の表面をペーパーバフ加工※したものを使っているので、長時間履いた時の蒸れの軽減や、汗の吸収を最大限に活かせるように考慮した仕上げとなっています。
※サンドペーパーなどで革をきめ細かく起毛させた加工
ムレが改善されるよう革にパンチ処理も行ってあります。
レザーライニングは履き始めは少し硬く感じるときがありますが、履き始める前にデリケートクリームなどでプレメンテナンスをすると問題ありません。
この靴も履き始めの硬さがほとんど感じられませんでした。今は自分の足にフィットして、柔らかく吸い付く感じです。
私は、レザーのライニングやインソールが履き込むことによって飴色に変化してくのが、なんかすごく好きです。
アウトソール(靴底)
シャインオアレインのアウトソールには、「SGソール」というグリップ力の高いラバーのソールが使用されています。
グリップ力が高いので、雨でも多少の凍結路でも問題ありません。
少し厚みはありますが、歩きやすくしなやかなソールです。
SGソールは、すり減りやすい「つま先」と「ヒール」はゴムの硬度を高くして耐久性をアップさせています。
スコッチグレインで作られている革靴は全てグッドイヤーウエルテッド製法で作られているので、お手入れをしっかりすることで、末永く履いていくことが可能です。
【ちょっと補足】
- グッドイヤーウェルテッド製法とは?
- 甲革(表面の革)とソール(靴底)をウェルトと言われる部品と一緒に縫い付ける製法です。
ソールがすり減っても張り替えることができるので、アッパー(甲革)問題なければ長く履き続けることができます。
ブラウンのシャインオアレインを1年履いてみた|まとめ
この記事では、雨でも晴れでも履けるシャインオアレイン2773BRをレビューしました。
撥水レザーなのに本格革靴のようにエイジングも楽しめますし、なにより茶色の革靴を天気を気にせずに履けるというのが最高ですね。
これからもガシガシ履いて良い感じの革靴に育てていきたいと思っています。
雨でも履けるブラウンの革靴が気になる方は、ぜひお試しください!
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