スコッチグレイン本社工場で年に数回開催されるガレージセール。スコッチグレインのアウトレット品や大キズ商品がお得に購入できます。
今回私が潜入したのは、2023年11月7日(火)~11月18日(土)に開催されたガレージセールです。
チャンスがあったら行きたいと思っていたガレージセール。ついに体験することができました!
>>ガレージセールの詳細はこちら(スコッチグレイン公式サイト)
本記事では、2023年11月に開催されたスコッチグレインのガレージセールを実際に体験した様子をレビューします。
スコッチグレインのガレージセールが気になる方はぜひご覧ください。
【この記事を書いた人】
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スコッチグレイン ガレージセールの基本情報
スコッチグレインガレージセールは、日本の革製靴ブランド「スコッチグレイン」がシーズンごとに開催する販売イベントです。
ガレージセールで出品される商品は、サンプル品や展示品、わずかなキズや色むらがあるB級品などが主で、定価よりも大幅に割引された価格で販売されます。
ガレージセールはスコッチグレインの靴をお得に手に入れる絶好のチャンスで、ファンには見逃せないイベントです。
通常のアウトレットやセールではあまり見かけない、レアアイテムや廃盤になったモデルの出品もありますよ!
【2023年11月のガレージセールの内容】
【あわせて読みたい】
そもそもスコッチグレインってどんなブランド?という方は以下の記事を参考にしてみてください。
>>スコッチグレインの魅力や評判を徹底解説…おすすめもシーン別に紹介
スコッチグレイン ガレージセールの様子
私が訪問したのは11月11日。
私はスコッチグレインの靴を4足愛用しているスコッチグレイン大好きおじさんですが、青森在住のため本社工場どころか実際の店舗も初体験です。
最寄り駅から少し歩く(ちょっと迷う)
今この記事を書いていて改めて思ったのですが、スコッチグレイン本社工場の最寄り駅は東向島駅ですね……。
東京に土地勘のない私は「Yahoo!乗換案内」アプリを頼りにするしかなく、当日アプリが言うには「京成曳舟駅」に向かえとのこと。
どうりで駅から会場までも遠かったわけだ。
なんだかんだで、歩いて30分以上かかりました。
京成曳舟駅下車(最寄り駅を間違える)
当然、スコッチグレインの靴(シャインオアレインⅣ)を履いて向かいます。
向かう途中の公園
いわゆる下町と言われている場所を初めて歩きましたが(迷いながら……)、いつも出張や旅行で来る東京とは違い、いい意味で生活感があって親しみを感じました。
振り返るとスカイツリー。
憧れのスコッチグレイン本社工場到着
スマホの地図アプリを見ながら40分ぐらいグダグダ歩いていたら、ようやく遠目に憧れの看板が!
本当の最寄り駅からなら10分ぐらいで着くみたいですけど(涙)。
ネットでしか見たことがないスコッチグレイン(株式会社ヒロカワ製靴)本社工場!心の中ではもう大興奮です。
いいですね~。おしゃれな建物ですね~。
いいですね~。セール中ですね~。
ガレージセールの様子
スコッチグレインの靴がサイズごとに展示されています。
私は保有する4足ともオンラインで購入したので、並んでいるスコッチグレインの靴にまず感動!
↓限定品のUチップ。いいっすね。
↓おそらくアシュランス。キズもののため、37,400円が26,400円に。
キズものといっても本当によく見ないと分からないレベルです。どうせ靴なんて履いていればキズが付きますからね。
スパイダーのようなローファーもありました。サイズもちょうどよく、これギリギリまで買おうか迷いました。
本当は今回のガレージセールで靴を買う予定だったのですが、実は1週間ぐらい前に酔った勢いでリーガルをヤフオクで落札してしまいまして(大バカ者)。
「これ以上革靴を買ってどこに置く?」「いつ履くつもり?」と詰められたばかり……。
今回は目の保養だけにとどめることにしました(涙)。
ガレージセールの戦利品
かなり長居して靴を見させていただいたので(スタッフの方もなんだあいつと思ったに違いない)、何も買わずに帰るわけにもいかないと思い、レジ前にあったコロンブスのブートブラックシュークリーム(黒)とワックスを購入。
クリームを買っただけなのに、袋にまで入れてくださいました(密かに憧れていた袋)。
ブートブラックシュークリーム(黒)は既に持ってますが、まあ必ず使うものなので。
ブートブラックシュークリームの詳細はこちらのレビュー記事を参考にしてください。
>>【抜群の安定感!】ブートブラック シュークリームをレビュー
ちなみに、レジ前ではスコッチグレインのムック本も売っていました。私はこの本を発売日に購入済み。
ムック本いいですよ~。私はこれを肴にお酒が飲めます。
ご厚意で工場内を見学させていただく(感激)
会計をする際に、今日は青森から来たこと、念願のガレージセールに来れて嬉しかったことを伝えると、せっかく遠くから来たんだからと、なんと特別に工場の中を見せてくれるとのこと。マジすか??
超、超、超ぉ~感動なんですけど!!
こちらへどうぞと言われるまま奥へ。
奥の方には、これから加工される革などが整然と置かれておりました。
棚に丸められていた革をわざわざ広げて、革の産地や作りなどていねいに説明くださいました。
これは、スコッチグレインの国産革としておなじみの姫路の山陽レザー。きめ細やかでキレイな革でした。
革をめくると革の裏には156dm2 というシールが貼ってあります。
これは革の面積の単位で「デシ」と呼ぶそうです。10cm×10cmが「1デシ」となるとのこと。
革靴は大体30~40デシを使って作られるそうです。
業界用語覚えましたよ~。これからドヤ顔して使っちゃいますよ~。
で、上の革のように156dm2 あるから4~5足作れるかというとそうではなく、キズやシワなど使えない部分があるので、2足とか3足にしかならないこともあるそう。
使える部分をいかに効率的に切り出すかが、職人の腕にかかっているとのことです。深いですね。
そしてこちらがスコッチグレインの高級ラインでよく聞くアノネイ社のボカルー。
山陽レザーも美しいと思いましたが、並べてみると革の光沢がやっぱ違う……。コーティングでもされているかのような黒光り感が半端ない。
ただ、今はこういう高級革は手に入りづらくなってきているそうです。
スコッチグレインの昔からのルートで何とか回してもらっているようですが、今後こう言った高級革を使った靴は履けなくなるかもしれませんね。
下の画像の革には白くチョークで書いたような印がありますが、職人が革をチェックしてキズやシワなどがある部分に付けたものだそうです。
切り出す作業で自分だけ分かれば良いので、ササっと付けてしまうとのこと。
こちらは、各用途別に切り出された部品です。
いろいろな部位がこのように所狭しと置かれていました。
素人にはもはや、どれがどこの部位なのか分からない……。ウイングチップの羽根かな?(違ったらすみません)
そして唯一悔しいことがひとつ……。
確か工場に入れてもらってすぐ、スコッチグレインのホームページに大々的に出てくる有名な機械があったと思うのですが、撮影した画像が残っていない。
おおぉこれは!と思って撮ったはずなんですが、緊張してあまり覚えてない。残念……。
↓コレっぽいやつ
画像出典:スコッチグレイン公式HP
案内してくださった方が「本当は2階の工場も見せてあげたいんだけど、土日は休みで閉まってるんだよね」と。
いえいえ、私にとってはもうこれだけで十分です。初めてのスコッチグレインなのに刺激が強すぎます。鼻血が出そうです。
こんな青森から出てきた一人の「おのぼりさん」相手に親切、丁寧にご案内くださり、本当にありがとうございました。
案内してくださった方が気になったので、帰ってから調べてみたところ、おそらく営業部長様だったようです(雰囲気から察するにお偉い方なのではと思っていましたが……)。
スコッチグレインの営業部長様から案内していただくなんて本当に恐縮です。
コロナで休止となっている工場の見学会もそろそろ復活するかもとのことでしたので、ぜひそちらにも応募させていただきたいと思います。
まとめ|スコッチグレインの靴をお得に購入するならガレージセールがおすすめ
本記事では、2023年11月に開催されたスコッチグレインのガレージセールを実際に体験した様子をレビューしました。
スコッチグレインのガレージセールは、海外の高級革を使った靴や普段は正規店でしか販売されないモデルが割安でお得に購入できるので、かなりおすすめです。
今回は靴を購入しないにもかかわらず、特別に工場内を見学させていただくなど、本当に有意義な体験をさせていただきました。
ますます、スコッチグレインのファンになってしまいました。
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