【抜群の安定感!】ブートブラック シュークリームをレビュー…国産の高品質な革靴用クリームを解説

【抜群の安定感!】ブートブラック シュークリームをレビュー…国産の高品質な革靴用クリームを解説

日本を代表するシューケアメーカーであるコロンブス。そのコロンブス中でも最上級の「プレステージライン」にラインナップされている革靴用クリームが「ブートブラック(Boot Black)シュークリーム」です。

ブートブラックシュークリームは、革靴に適度な水分と油分(栄養)を与える乳化性クリームで、靴磨き用のクリームとしては定番のクリームといえます。

コロンブスブートブラック-jpg
ブートブラックシュークリーム
革靴に困るサラリーマン
革靴に困るサラリーマン

靴クリームを買いたいけど、ブートブラックシュークリームってどうなの?

そんな悩みをお持ちの方へ、普段の靴磨きでブートブラックシュークリームを愛用している私が、使用感やライバル商品との比較、おすすめポイントなどをお伝えします。

✔ブートブラックシュークリームのメリット・デメリット

メリット
デメリット
  • 栄養補給もツヤ感も申し分なし
  • 黒色のクリームはしっとりとして重厚感がある
  • スコッチグレインでも推奨
  • ブラックの瓶がかっこいい
  • 他のクリームと比べると伸びが少ない
  • 鉱物系のワックスを使ったクリームのため、溶剤の匂いが少しキツイかも

【この記事を書いた人】

みたらしとーさん
みたらしとーさん

革靴歴約25年のサラリーマンが解説します。

※当サイトの情報は執筆時点のものです。
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ブートブラック(Boot Black)の基本情報

ブートブラック公式-jpg
画像出典:コロンブスオンラインショップ

ブートブラックシュークリームは、日本のシューケアメーカーであるコロンブス(COLUMBUS)社から販売されています。

ブートブラックとは、イギリスの古い言葉で、「靴磨きをする人」という意味です。

国産シューケアメーカー コロンブスが販売

ブートブラックシュークリームを販売しているコロンブスは、靴クリームの製造販売業として1919年に創業したシューケアメーカーです。

販売しているシューケア用品としては、今回レビューするブートブラックシュークリームのほか、防水スプレーのアメダス(AMEDAS)も有名です。

アメダス防水スプレー↓

画像出典:コロンブスオフィシャルショップ

【コロンブス会社概要】

会社名称株式会社コロンブス
代表取締役社長服部 暁人
創業
会社設立
大正8年(1919年)
昭和23年 (1948年)
事業内容靴クリーム、靴用品、革製品のお手入れ用品、企画・製造・販売
本社所在地〒111-8610 東京都 台東区 寿 4-16-7

コロンブスの最上級「プレステージライン」にラインナップ

ブートブラックシュークリームは、コロンブスの最上級ラインである「プレステージライン」にラインナップされている靴クリームです。

コロンブス社が最高品質の素材を用いた靴クリームや、ブラシなどを扱うプレミアムブランドとして設立しました。

コロンブス社が、その知識と開発力を結集して作り上げたメイドインジャパンのクリームといえます。

ブートブラックシュークリームのメリット

ブートブラックシュークリームのメリット-jpg

ブートブラックシュークリームのメリットは以下の4つです。

  • 栄養補給もツヤ感も申し分なし
  • 黒色のクリームはしっとりとして重厚感がある
  • スコッチグレインでも推奨
  • ブラックの瓶がかっこいい

詳しく解説します。

栄養補給もツヤ感も申し分なし

ブートブラックシュークリームは、栄養成分として植物性の「ホホバオイル保湿成分として「コラーゲンが配合されていて、革に十分な栄養を与えることができます。

安定性の高い鉱物系ワックスを採用しているので、靴を磨いたあとの光沢も申し分ないです。

黒色のクリームはしっとりとして重厚感がある

ブートブラックシュークリームは、顔料系のクリームです。

革の表面の凹凸に合わせて極細粒子のクリームが乗るため、革本来の陰影を残しつつ、深みのある色を引き出すことができます。

コロンブスブートブラックと革靴-jpg
「しっとり」として、重みのある「ブラック」という感じの補色です。

【ちょっと補足】

靴クリームには、染料系と顔料系のクリームがあります。

染料系溶剤の成分が革に染み込んで補色(自然な風合いで補色。色落ちしやすい面も)
顔料系溶剤の成分を革の上にのせて着色(高い補色力)

スコッチグレインでも推奨

リーガルと並んで日本のシューズブラントで有名な「スコッチグレイン」では、お手入れ用の靴クリームとしてブートブラックシュークリームが推奨されています。

スコッチグレインの公式HPにお手入れ方法を紹介する動画がありますが、お手入れ用クリームにブートブラックシュークリームが使用されています。

スコッチグレインの各店舗やオンラインストアでもブートブラックシュークリームが販売されています。

>>スコッチグレインオフシャルオンラインストア

ブラックの瓶がカッコいい

普通にブラックの丸い瓶がカッコいいです。

コロンブスブートブラック-jpg

この黒色の瓶が玄関のシューズボックス(下駄箱)の上に置いてあっても、全然問題ないです(と思います……)。

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ブートブラックシュークリームのデメリット

ブートブラックシュークリームのデメリット-jpg

ブートブラックシュークリームを実際に使ってみて感じたデメリットも紹介します。

  • 他のクリームと比べると伸びが少ない
  • 鉱物系のワックスを使ったクリームのため、溶剤の匂いが少しキツイかも

他のクリームと比べると伸びが少ない

これは私の主観もありますが、いつも使う感覚では他のクリームと比べて滑らかさが少ないような気がします。

靴に塗ったとき、滑らかなクリームは「ヌルっ」とした感じで靴の面を指が滑っていくイメージですが、ブートブラックの場合は最初はヌルっとしますが、すぐ「キュッ」と滑りが止まる感覚です。

滑らかさが少ないというか、おそらく乾くのが早いのだと思います。

ブートブラックを塗った感じ-jpg
クリーム自体は全然固い感じではないですが、靴に塗ると革の上にキュッと乗る感じです。

クリームとして何か問題がある訳ではありませんが、初心者の方は少し塗りにくいと感じるかもしれません。

ブートブラックシュークリームは、コロンブスのクリームの中でも上級者向けとされています。

ただ、これはあくまで「手で塗る場合」です。

塗りにくいと思う方は、専用のブラシ(ペネトレイトブラシ)で塗ると問題ないです。

ペネトレィトブラシにクリームをつける-jpg
ペネトレィトブラシで靴にクリームを塗る-jpg

溶剤の匂いが少しキツイかも

鉱物系のワックスを配合しているからか、溶剤の匂いが少し強い感じがします。石油系の匂いがするので少し苦手にする方がいるかもしれません。

この匂いで靴磨きをしているという感じになるので嫌いじゃないですけど……。

フランス製の「サフィール」、「サフィールノワール」のクリームが香水のような匂いがするので対象的ですが、ブートブラックの方が「靴クリームの匂い」という感じです。

私はどちらも好きですけどね。

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ブートブラックシュークリームをレビュー

スコッチグレインF0352BL靴磨き前-jpg

ブートブラックシュークリームを使って靴磨きをしてみた感じをレビューします。

ブートブラックシュークリームの使い方(靴磨き方法)

ブートブラックシュークリームの使い方は、普通の乳化性クリームと同じです。

事前準備

  1. 靴のシューレース(靴紐)を取ります。
  2. 馬毛ブラシでホコリを払います(馬毛ブラシがなければ、固く絞った濡れた布で軽く拭きます)。
  3. リムーバー(シュークリーナー)で汚れを落とします(リムーバーがなければ省略してもOK)。
シャインオアレイン2776BL
①〜③を実施済み。準備完了!

シュークリームを靴に塗る

ここから真打ちの登場です。

ブートブラックシュークリームを米粒1〜2つ分ぐらい指(又はブラシ)にとって、履きジワを中心に入念に塗り込みます。

乳化性クリームを靴に塗り込む-jpg
履きジワは入念に塗ります。

せっかくなのでたくさん塗りたくなりますが、塗り過ぎはホコリが付きやすくなったりして逆効果なので注意しましょう。

シュークリームを塗ったあと

全体にクリームを塗り込んだら、豚毛ブラシでブラッシングしてクリームを靴になじませます。

滑りが少ないクリームなので、豚毛ブラシでしっかり馴染ませましょう。

豚毛ブラシでブラッシングしている靴-jpg
豚毛ブラシでブラッシング

その後、いらないストッキングや布切れを使って余分なクリームを拭き取ります。
※豚毛ブラシがない場合は、この作業だけで十分です。

靴を乾拭き-jpg

豚毛ブラシを持っていない方は、ブートブラックシュークリームと一緒に購入するのをオススメします↓

靴磨き完了

靴磨き後の革靴-jpg

クリームだけでも光沢は出ますが、つま先をワックスで光らせる鏡面磨きもオススメです。

【あわせて読みたい】

>>靴磨きの手順と方法を解説

>>靴磨き後の手の汚れの落とし方

ブートブラックシュークリームの質感を例えるなら

ブートブラックの質感-jpg

ブートブラックシュークリームをパンに塗るモノで例えると、

ビターなチョコレートクリーム

チョコレートクリーム-jpg
画像出典:Amazon

※この商品はブートブラックシュークリームとは何の関係もありません……。

完全に私の主観ですが、高級なチョコレートクリームという感じです。

革靴に困るサラリーマン
革靴に困るサラリーマン

例える必要ある?しかもパンに塗るモノって……。

クリームの質感をお伝えしたくて、少し無理やりですが例えてみました。

ちなみに、他の定番靴クリームも質感を例えてみました。

メーカー・商品名例えるなら理由
M.モゥブレィ・シュークリームジャーシュガーバターシルキーで浸透する感じが
サフィール・ビーズワックスファインクリームピーナッツクリーム油分が少し多くヌルっとする感じが
サフィールノワール・クレム1925高級バター浸透力が高くツヤもすごいので

う〜ん……。参考にならないかな……。

ブートブラックシュークリームとM.モゥブレィシュークリームジャーと比較してみる

モゥブレィシュークリームジャーとブートブラックシュークリーム-jpg

M.モゥブレィ シュークリームジャーは、ブートブラックシュークリームと同価格帯の乳化性クリームで、乳化性クリームを購入する際に比較対象となる商品です。

M.モゥブレィシュークリームジャー-jpg
画像出典:Amazon

シュークリームジャーはイタリアのシューケアブランドで、コロンブスと並ぶ有名なシューケアブランドです。

同じ靴を、左右それぞれのクリームで磨いてみました。

ブートブラックとMモゥブレィシュークリームジャーで塗った革靴-jpg
右足(向かって左側)がM.モゥブレィ、左足(向かって右側)がブートブラックです。

この画像だと少し分かりづらいですが、ブートブラックの方が少しだけ黒に重厚感というか黒が濃いです。

M.モゥブレィのシュークリームジャーは、少し青みがかった黒という感じですかね。

ブートブラックとMモゥブレィシュークリームジャーで塗った革靴-jpg
光の関係もあるかなと思い、左右反対にしてみました。

左右反対にしてみても、ブートブラックの方が濃い感じです。

M.モゥブレィシュークリームジャーは、染料系クリームなので革に浸透して補色するのに対し、ブートブラックは顔料系クリームで革の上に溶剤をのせて補色するという違いもあるかもしれません。

✔黒の補色性を重視する方は、ブートブラックシュークリームがオススメです。

【あわせて読みたい】

他の乳化性クリームを確認したい方はこちら↓

>>【おすすめは?】定番の乳化性クリームを徹底比較

ブートブラックシュークリームの口コミ

ブートブラックシュークリームの口コミ-jpg

ブートブラックシュークリームの良い口コミと悪い(イマイチな)口コミを紹介します。

良い口コミ

  • スコッチグレインの靴に使用。黒が映える印象です。
  • 色補色もツヤも完璧です。
  • 深みのあるツヤが出ました。
  • 発色もよく満足。
  • 黒が映えます。黒の靴が高級に見えます。

評価の良い口コミでは、補色の良さ、特に黒が映えるという声が多い印象です。

悪い(イマイチな)口コミ

  • ドロっとしていて素人には使いづらかった。
  • 伸びにくい質感でおすすめできない。
  • 思ったより色が入らず残念でした。

使いづらいという声がありましたが、総じて悪い口コミは少なかったです。悪い口コミを探すのに苦労しました。

ブートブラック シュークリームをレビュー|まとめ

靴磨き用のクリームとしては、定番のブートブラックシュークリームをレビューしました。

ブートブラックシュークリームは、コロンブスの最上級ラインである「プレステージライン」にラインナップされる靴クリームで、靴磨きの際の栄養補給やツヤ感は申し分ありません。

革にしっかりクリームをのせて補色するので、特にブラックの靴をしっかり補色したい方にオススメのクリームです。

しっとりとしたツヤ感で、個人的にはスコッチグレインの革靴と相性がよいと思います。

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