【正規品と何が違う?】スコッチグレインアウトレットF0352BL(黒のストレートチップ)をレビュー

【正規品と何が違う?】スコッチグレインアウトレットF0352BL(黒のストレートチップ)をレビュー

日本の革靴ブランドの雄であるスコッチグレイン 。品質の良い革靴が3万円ぐらいから購入できてコストパフォーマンスが高くサラリーマンにおすすめのシューズブランドです。

革靴初心者
革靴初心者

いくらコスパが高いと言っても、3万円超の革靴をいきなり購入するのは勇気がいるよ……。

そんな方におすすめなのが、スコッチグレインのアウトレットです。

スコッチグレインのアウトレットでは、正規品と同様グッドイヤーウェルテッド製法のしっかりした革靴が1万円台後半〜2万円台前半で販売されています。

この記事では、購入から1年半ぐらい経過したスコッチグレインのアウトレットF0352BL(黒のストレートチップ)の使用感や正規品との違いをレビューします。

スコッチグレインのアウトレットって実際どうなの?と気になっている方はぜひご覧ください。

※購入から2年半後の追記あり

【あわせて読みたい】

スコッチグレインアウトレットと同じく2万円台で履くことができる革靴をまとめました。

>>2万円台で履ける仕事用本格革靴16選

✔動画でも解説しています。

【この記事を書いた人】

みたらしとーさん
みたらしとーさん

革靴歴約30年のサラリーマンが解説します。

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スコッチグレインアウトレットストアの基本情報

スコッチグレインアウトレットストア-jpg
画像引用:スコッチグレイン公式HP

スコッチグレインは、ヒロカワ製靴が手掛ける日本のシューズブランドです。

東京・墨田区の工場で一貫生産していて、日本の靴職人が日本人の足に合う木型を使って作っています。

MADE IN JAPANの品質は間違いありません。

そのスコッチグレインが、アウトレット限定品やB級品、サンプル品などを販売しているのがアウトレット店です。

アウトレット店では、スコッチグレインの靴が1万5千円~2万円で購入することができます。

また、「匠シリーズ」というアノネイ社やワインハイム社といった海外の有名な高品質なレザーを使用した靴は3万円ぐらいで購入できます。

スコッチグレインで人気の「オデッサ」のような高品質の海外レザーを使った靴がほしいけど、なかなか手が出ないなという方にはおすすめです。

スコッチグレインのアウトレットストアは、全国に5店舗あります。

アウトレットストアは、実店舗だけでなくオンラインストアもあります。

実店舗から遠方にお住まいの方は、オンラインストアでの購入がおすすめです。

青森在住の私は実店舗には行ったことがありません。
アウトレットの革靴を2足持っていますが、どちらもオンラインストアで購入しました。

また、スコッチグレイン本社工場で年に数回開催されるガレージセールでもアウトレットモデルがお得に購入できます。

>>2023年11月スコッチグレイン ガレージセール体験レビュー

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スコッチグレインのアウトレットF0352BLの仕様

スコッチグレインF0352BL
型番F0352BL
デザイン黒のストレートチップ
ウィズシングルE
同一木型・オデッサ
・シャインオアレインⅣ
購入価格19,800円(税込み)
※2020年4月当時の価格です。

※アウトレットには、おなじみのプラスチックシューキーパーは付いてきません。

F0352BLは黒のストレートチップ。ウィズ(足囲)はシングルEで、シャープで比較的ロングノーズなデザインです。

スコッチグレインのプレミアムグレードにラインナップされている「オデッサ」や撥水レザーを使用した「シャインオアレインⅣ」と同じ木型を使っています。

スコッチグレインF0352BL2年後-jpg

私が購入したサイズは25.5cm。すでにジャストサイズのシャインオアレインⅣの25.5cmを持っていたので、この靴もサイズ感はバッチリでした。

実は、私がこの靴を購入した当時、アウトレット品は実店舗でしか購入することができませんでした。

スコッチグレインのガレージセールがコロナ禍で中止になったとのことで、急遽、公式オンラインストアで販売されることになり、購入することができました。

アウトレットとはいえ、スコッチグレインの靴が2万円前後で購入できるということで即買いしてしまいました。

現在は公式サイトでいつでも購入できます。

>>スコッチグレインオンラインアウトレットストア

【あわせて読みたい】

もう1足スコッチグレインのアウトレットで購入したブラウンの靴をレビューした記事です。

>>スコッチグレインアウトレットで購入したブラウンのパンチドキャップトゥを1年履いた感想

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スコッチグレインのアウトレットF0352BLをレビュー

スコッチグレインF0352BL2年後-jpg

F0352BLを以下の項目でレビューします。

アッパー(甲革)

スコッチグレインF0352BL
購入して1年半の黒のストレートチップ
スコッチグレインF0352BL
仕事で履くので、鏡面磨きはほどほどにしてます。

少し、履きジワが大きい感じですが、革質は全然問題ないと思います(2万円弱のグッドイヤーを購入できておいて革質を語るなよって話ですが…)。

スコッチグレインF0352BL
アウトレットとはいえ、結構、光沢がある革だと思います。

1か月ぐらい前に油性の靴クリームサフィールノワールのクレム1925で磨き、10回ぐらい履いた状態です。

1日履いて馬毛ブラシでブラッシングしただけですが、まだいい感じに光沢があります。

【あわせて読みたい】

>>乳化性と油性は何が違う?靴クリームの選び方を徹底解説

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ライニングとインソール

スコッチグレインF0352BL インソール
ライニング

スコッチグレインの靴のライニング(靴の内側)は、すべてオールレザーです。ムレ軽減のパンチ加工がされています。

アウトレットの靴も正規品と同様にオールレザーでパンチ加工がされていました。

レザーライニングは最初固さを感じることがありますが、履き馴染んでくると革が足に吸いつく感じになって、まるで足袋を履いているような感覚になります。

スコッチグレインF0352BL インソール

かかとのインソールは、少し長めの作りで、土踏まず付近まであります。

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アウトソール (靴底)

テクノソール-jpg

アウトソール(靴底)はラバーソールです。

「テクノソール」といって、スポンジを発泡させることで革底の履き心地に近くなるように作られたスコッチグレインオリジナルのソールです。

確かにラバーソールなのにレザーソールを履いているような柔らかい感覚です。

溝はありませんが、ラバーソールのため滑りにくく、濡れている道路などでも大丈夫です。

✔2年半後追記

購入から2年半後のソールです。

2年半後のソール-jpg

私は普段は内勤のため、一日中歩き回るような営業職とは違ってそんなにソールが減ることは無いのですが、なぜかつま先の消耗がスゴい……。

2年半後のソール③-jpg

つま先だけでなくサイド(外側)のソールも、もう少しでウェルトに届きそうな感じに減っています。

これはもはや私の歩き方に問題があるような気がしますが……。

というわけで、スコッチグレインの修理専門業者である「匠ジャパン」にオールソール(靴底の張り替え)をお願いしました。

オールソール後のつま先↓

オールソール後のソール-jpg

レザーソールも考えたのですが、これまでどおり天気に関係なくガシガシ履きたいと思い、オールソール前と同様に「テクノソール」にしました。

オールソール後のソール-jpg

ちなみに、アウトレットのテクノソールは凹凸がない仕様ですが、正規品で使用されているテクノソールはプレス加工がされています。

【あわせて読みたい】

匠ジャパンでオールソールした記事はこちらをご覧ください。

>>スコッチグレインの革靴を匠ジャパンでオールソールしてみた

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靴の重さ

スコッチグレインアウトレットF3789BLの重さ-jpg

参考までに靴の重さを測ってみましたが、700グラムでした。

アディダスのスニーカーの重さ-jpg

いつも履いているアディダスのスニーカーも同じ700グラムでしたので、革靴にしては軽い方ではないでしょうか。

歩いていても全く重さは感じられず、歩きやすい印象です。

✔2年半後の追記

この靴をオールソールしてみて気付いたことが一つ。

アウトレットのテクノソールは正規品のソールと比べて、少しだけ薄くて軽かったようです。

オールソールをして正規品と同じテクノソールに交換したのですが、厚さが違います。履き心地が良くなったというかクッション性が増した感じがします。

ソールの交換前と後の厚さ-jpg

ソール交換後に重さを計ってみると、200グラム重くなりました。

ソール交換後のスコッチグレインアウトレットの重さ-jpg

アウトレットのソールは、正規品より薄くて軽いようです。

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正規品とアウトレットの違い

スコッチグレインF0352BL

スコッチグレインの正規品ではシャインオアレインを保有していますが、アウトレットの方が革が薄くて少し固めかなという印象です。

シャインオアレインと比較して革が固く馴染むまで少し時間がかかりました。

アッパーのところでも書きましたが、履きジワも深く大きく入ります。

2万円でグッドイヤーの革靴ということを考えると全く問題ないレベルですが、正規品のシャインオアレインの方がモチっとした革質です。

固めの革を柔らかくした方法

私は革が馴染むまで、タピールのレーダーオイルを使ってお手入れしました。

レーダーオイルは天然素材のやさしいオイルが皮革に浸透するので、革を保湿(油分補給)したい場合革を柔らかくしたい場合に最適です。

タピールレーダーオイル-jpg

靴全体にていねいに塗布。

タピールレーダーオイルを塗布-jpg

レーダーオイルでお手入れすることで、革がしなやかな感じに仕上がります。

レーダーオイルを塗り終わった靴-jpg

【あわせて読みたい】

レーダーオイルについて詳細を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

>>タピール レーダーオイルをレビュー【天然素材のやさしいオイルを解説】

アウトレットより正規品を選ぶなら

せっかくなら正規品を履きたいという方は、オンライン限定の「WEB LIMITED」がおすすめです。

画像出典:スコッチグレイン楽天市場店

品質の良い国産カーフを大切に使い切るよう本来は捨てられてしまう「トラ」・「血筋」が入っている部分も使っていて、正規品ですがリーズナブルな価格で販売されています。

正規品なのに2万円台で購入できるので、おすすめですよ。

オンライン限定のため、公式オンラインストアと楽天市場店で購入できます。

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スコッチグレイン アウトレット(F0352BL)レビュー|まとめ

週2(ときどき週3)の頻度で、かなりハードに履いてますが、さすがスコッチグレインです。まだまだ余裕で履けそうです。

コスパがよい靴を販売しているスコッチグレインですが、アウトレットの靴はさらにお得に購入することができます。

コスパよくスコッチグレインを履いてみたい方は、ぜひお試しください。

【あわせて読みたい】

この靴をオールソールしたときの記事はこちら↓

>>スコッチグレインの革靴を匠ジャパンでオールソールしてみた

スコッチグレインアウトレットと同じ、2万円ぐらいで買える革靴の紹介記事です。

>>2万円台で履ける本格革靴16選

歩きやすい多機能な革靴のおすすめを解説した記事です。

>>【革靴?スニーカー?】歩きやすい多機能ビジネスシューズおすすめ14選

蒸れにくい革靴の選び方やおすすめを解説した記事です。

>>【蒸れにくい革靴おすすめ6選】夏でも快適に履けるビジネスシューズを紹介

スコッチグレインをネットで購入する方は参考にしてみてください。

>>スコッチグレインのサイズ感と購入方法

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