在宅ワークなどで革靴を履く機会が少なくなってきましたが、なんだかんだ言っても、社会人にとって革靴は重要なアイテムです。
「ホテルマンは靴の状態でお客様を判断する」といいますし、たかが革靴とはいえません。
サラリーマンがなぜ「ちゃんとした革靴」を「ちゃんとお手入れして」履くべきなのか、その理由を解説します。
【この記事を書いた人】
革靴歴約30年のサラリーマンが解説します。
- 『靴磨き知識アドバイザー』
- 革靴は仕事道具。「ガッツリ履いて、しっかりお手入れ」がモットーです。
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「ちゃんとした革靴」とは?
ちゃんとした革靴とはなんとも抽象的な表現ですが、いわゆる高級革靴といわれる何十万円もするような革靴のことではありません。
ちゃんとした革靴とは、以下の3つに当てはまる靴といえます。
- 天然皮革を使用している
- ソール(革底)がしっかりしている
- 主張が強すぎないデザインである
- 理想としては
- 3万円〜5万円ぐらいの価格帯の紳士靴ブランドの革靴
ただ、普段履きの革靴に3万円はちょっと・・・と思われる方も多いのではないでしょうか。
現在は、1万5千円前後でも十分「ちゃんとした靴」といえる革靴が売られています。
- 理想と現実を踏まえると
- 1万5千円以上で売られている紳士靴ブランドの靴
このぐらいの価格帯で売られている革靴が、平均的なサラリーマンの「ちゃんとした革靴」といえます。
「ちゃんとした革靴」を「ちゃんとお手入れして履く」理由
普段、仕事でく革靴に何を求めるかは、人によって違うと思いますが、ちゃんとした革靴をお手入れして履くメリットはこの3つです。
- 快適な歩行を補助してくれる
- 仕事へのモチベーションアップ
- 信頼性が上がる
快適な歩行を補助してくれる
私も、若い頃は量販店の2足で5千円とかの革靴を買って、半年~1年ぐらいで履き潰すということを繰り返していました。
だって、革靴って固くて痛いし、履き心地最悪じゃん。ムレムレで臭くなるし。そんなものに高いお金払うのもったいないじゃん…。
ってずっと思ってました。確かに革靴ってこんなイメージですよね。
でも、まったく逆です。
安い靴なので、
- 足に馴染まないので、足が痛いです。
- 人工的な素材なので、通気性が悪くムレムレです。
- ソール(革底)が「柔らかすぎ」か、「固すぎるか」のどっちかなので、足腰に負担がきます。
そういう靴は愛着もないので、手入れもしません。
だから、ますますボロボロ、ムレムレ、くさくさになります。
悪循環の無限ループです。
ちゃんとした革靴は、頑丈さとしなやかさを兼ね備えているので、履いていて疲れません。
特にグッドイヤーウェルテッド製法の靴だと、インソール(靴の中敷き)が自分の足型に沈み込み、なんとも言えない履き心地になります。
革が汗を吸収するので、ムレも軽減してくれます。自分の足にフィットして馴染んだ革靴は、大げさではなく足袋を履いている感じで快適な歩行を補助してくれます。
仕事へのモチベーションアップ
愛着のあるお気に入りの靴を履いているだけで、朝のモチベーションがちょっと違います。前日にお手入れした革靴を履いていくときなんかは、朝から気分がいいです。
自己満足かもしれませんが、ちゃんとした革靴を履いているという高揚感がありますし、仕事に対する自信も出てきます。
革靴はちゃんとお手入れしていれば、愛着が出てくるので、さらにお手入れをするようになります。好循環の無限ループです!
革靴は履いていることでエイジングがされて、いい感じに革が育っていきます。その良さが分かると革靴を履きたくてしょうがなくなります。
多少ムレてきても、革がエイジングされていると思えば、「いいぞ〜」って思って全然苦になりません。
このように、ちゃんとした革靴は仕事に向かうモチベーションアップに効果があります(ウソのようで本当です!)。
信頼性が上がる
「女性の約6割、男性の約4割が人の履いている靴を見ている」※というアンケート結果があるように、意外と靴ってまわりの人に見られてます。
たしかに、いくら高級スーツを着ていても、靴がボロボロだったり、無頓着に履いていたら、あまり良い印象は持たれないのではないでしょうか。
また、靴のデザインも、つま先が尖ったような主張が強い革靴を履いていたら、「ん?」と思われます。仕事にふさわしい普遍的なデザインの靴を履くということも大事です。
プロスポーツ選手は、道具にこだわりをもっていますし、大切にします。サラリーマンも同じだと思います。革靴はサラリーマンのユニフォームであり、仕事の道具です。
仕事の道具である革靴を無頓着に履いていたら、仕事ができる人(プロ)には見えませんよね。
「ちゃんとした革靴」を「ちゃんとお手入れして履く」べき3つの理由まとめ
サラリーマンがちゃんとした革靴をちゃんとお手入れして履くべき理由は、以下のとおりです。
- 快適な歩行を補助してくれる
- 仕事へのモチベーションアップ
- 他者から信頼性が上がる
最近は特に革靴を履く機会が減少し、あまり重要視されなくなってきていますが、サラリーマンにとって革靴は重要なアイテムです。
会社に縛られないフリーランスの時代が来ているといわれますが、サラリーマンだって社会にとって重要な存在です。
このご時世サラリーマンは大変ですが、愛着のある革靴を履いてがんばりましょう!
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