ビジネスカジュアルの流行や在宅ワークの増加などで、普段、革靴を履く方も少なくなってきてきています。
でも、日本で働くサラリーマンは、やっぱりスーツに革靴というスタイルが多いのではないでしょうか。それに、就職活動やここぞという場面では革靴を履く必要がありますよね。
- 平均的なサラリーマンが履く革靴の相場は?
- 革靴っていろいろあるけど、どうやって選べばいいの?
- で、何を買ったらいい?おすすめの革靴ブランドは?
この記事では、こんな悩みを解決します。
私はサラリーマン生活約25年ずっと革靴を履いて仕事をしてきましたので、その経験から平均的サラリーマンの仕事で履く革靴についてお伝えしたいと思います。
【この記事を書いた人】
革靴歴約30年のサラリーマンが解説します。
- 『靴磨き知識アドバイザー』
- 革靴は仕事道具。「ガッツリ履いて、しっかりお手入れ」がモットーです。
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サラリーマンの理想の革靴とは
最近「スーツに革靴は時代遅れ」と言われたりしますが、まだまだ日本のサラリーマンはスーツに革靴という方が多いのではないでしょうか。
サラリーマンにとって重要な仕事道具である革靴を、無頓着に履いている方は要注意です。
「女性の約6割、男性の約4割が人の履いている靴を見ている」※というアンケート結果があるように、意外と靴ってまわりの人に見られてます。
「ホテルマンは靴の状態でお客様を判断する」といいますし、ビジネスの場でも足元に無頓着だと信用されません。
いくら良いスーツを着て、おしゃれな格好をしていたとしても、革靴が安物でボロボロだったら台無しです。
理想的な革靴
革靴と言っても量販店で売っている革靴風のものや、海外製の高級なものまで様々なものがあります。サラリーマンにとっての理想的な革靴は、
- 革の種類:銀付き革
- 製法:グッドイヤーウェルテッド製法
- 価格帯:3万円以上
このぐらいの価格帯と作りの靴が「長く付き合える」サラリーマンの理想的な革靴といえます。
このぐらいの価格帯であれば、作りも革の品質も全く問題ないです。お手入れをちゃんとしていれば、何年も履き続けることができます。
例えば、予算が6万円あって、スーツと革靴を揃える場合、「スーツに5万円、靴に1万円」より、「スーツに3万円、靴に3万円」の方が全身で10万円くらいに見えるとされます。
参考文献:成美堂出版『メンズファッションの方程式』
【ちょっと補足】
- 銀付き革とは?
- いわゆる本革と呼ばれている革です。靴クリームなどでお手入れをしながら履き込んでいけば、革特有のエイジングが楽しめます。
- グッドイヤーウェルテッド製法とは?
- 甲革(表面の革)と、ソール(靴底)をウェルトと言われる部品と一緒に縫い付ける製法です。ソールがすり減っても張り替えることができるので、何年も履き続けることができます。
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現実的な革靴
でも、いきなりそんなに革靴に予算を割けないよ…。
普段履きの革靴はローテーションで最低3足は必要とされますので、平均的なサラリーマンは1足あたりそんなに予算を使えないのではないでしょうか(私もです…)。
なので、理想は理想として押さえておきつつ、現実的な選び方としては、
- 天然皮革を使用(合成皮革など人工的な素材でない)
- ソール(革底)がしっかりしている(柔らかすぎない)
- 主張が強すぎないデザイン(つま先が尖っているなど流行り物でない)
具体的には、1万5千円〜3万円ぐらいの定番の紳士靴ブランドの靴を選びましょう。
このぐらいの価格帯の革靴をちゃんとお手入れしていれば、全く問題ないです。
上の靴は、どちらも2万円ぐらいの靴ですが、ちゃんとお手入れしているので、見た目も問題ないのではないでしょうか。
大事なのは、革靴に愛着を持ってちゃんとお手入れするということです。
【サラリーマンにおすすめの革靴】
結論
1万5千円〜3万円ぐらいの定番の紳士靴ブランドの靴をちゃんとお手入れして履く
この記事の最後におすすめの紳士靴ブランドを紹介しています。
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仕事用に高級革靴は?
革靴は本当にピンキリです。有名な海外ブランドには、既製品なのに10万円以上もするような革靴がいっぱいあります。
もちろん、革靴に慣れている方や、仕事上それなりの立場にある方は、このような靴を履いて仕事をするのは全く問題ないです。ただ、革靴に慣れていないような方がいきなり履くのはちょっともったいないと思います。
革靴の初心者が高級革靴を購入するということは、車のことを何も知らない免許取り立ての人が、いきなり高級外車を購入するのと同じです。
普通に考えて無謀といえるのではないでしょうか?
※履いている方を否定しているわけではないですよ。あくまで平均的なサラリーマンの普段履きということを考えるとです。
私なんか、高級な靴を履いて仕事をしていたら、「あっ机にぶつけてしまった・・・」とか、「満員電車で足踏まれたら大変だ!」とか、そういう事ばっかり考えて、何のための仕事の道具なんだということになりそうです……。
サラリーマンの革靴はあくまで仕事道具です。ちゃんとしつつもガッツリ履ける靴がいいですよね。
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仕事用革靴の揃え方
革靴は何足必要?
いくら愛着のある靴でも、毎日履くのは厳禁です!
人は、1日靴を履くと約コップ1杯分の汗をかくと言われています。靴を1日履いたら2日、最低でも1日は靴を乾燥させるために休ませましょう。
- 革靴の理想の数
- 革靴は最低でも3足、雨用を含めた4足が理想です。
でも、いきなりそんなに革靴に予算を割けないよ…。
確かに、革靴初心者の方が、いきなり、ちゃんとした革靴を3足揃えるのは厳しいかもしれません。
- 現実を踏まえると
2足揃えて1日おきに履く。その後に予算とタイミングをみて追加していけば大丈夫です。
※2足のうち1足は、雨に強い「ガラスレザー」や「撥水レザー」を使った革靴にしておくとベスト。
とにかく、何度も言いますが同じ靴を毎日履くのは絶対にNGです!
せっかく買った「ちゃんとした革靴」があっというまにボロボロ、くさくさになってしまいます。
仕事用の「革靴の色」
基本的には、黒一択です。
黒は仕事の相手に信頼感を与えます。
業種にもよりますが、オシャレさんを仕事で出す必要はないので、まずは黒の革靴を揃えましょう。
茶色の靴は、相手によっては軽い感じに見られる可能性があります。
でも、黒だけだと飽きちゃうよ……。やっぱり茶色の靴も履いてみたい。
確かに、いい感じにエイジングされた茶色の革靴ってカッコいいですよね。
黒が無難と分かっているのに、定期的に茶色の靴がほしくなるのが革靴好きの「あるある」です。
ただし、茶色の靴は注意点があります。
【茶靴購入時の注意点】
茶色の革靴を始めて買う方は、とにかく「濃い目の茶色(ダークブラウン)」を買うべし!
おしゃれな方のブログやSNSを見ると、明るめの茶靴のエイジングがカッコよく見えますが、いざ購入してみると持っているスーツに茶色が浮いてしまい、結局、仕事に履いていけないという惨事を招くことになります。
偉そうに言っている私が経験者です……。明るい茶色の靴を買って失敗し、何とか濃くして履けないか試行錯誤しました。
オシャレに自身のある方なら問題ないですが、ありがちな失敗ですので気をつけましょう。
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茶色の革靴を買ってウキウキで出かけたら、靴が浮き浮きだった話を記事にしました。
仕事用の「革靴のデザイン」
靴のデザインには様々ありますが、仕事用の革靴としては、以下の5種類ぐらいを押さえておくと無難です。
内羽根ストレートチップ
つま先に一文字状のシンプルなステッチングがあるのがストレートチップです。黒色であれば仕事はもちろん、冠婚葬祭などのフォーマルな場面でも間違いないです。
ストレートチップは、社会人として必ず揃えておきたいデザインです。
外羽根プレーントゥ
プレーントゥは、つま先などに縫い目や飾りなどがないシンプルなデザインです。汎用性が高く、黒色であればフォーマルな場面でも問題ありません。
プレーントゥは、フォーマルな場面でもカジュアルな場面でもオールラウンドに使用できるデザインです。
Uチップ
Uチップは、甲からつま先にかけU字状にステッチ縫いがされているデザインです。
カジュアルよりのデザインですが、最近は仕事でも履かれています。ただし、フォーマルな場面では使用しない方が無難です。
ドラマ「半沢直樹」では、主人公の半沢直樹がスコッチグレインのUチップを履いてました。
ダブルモンクストラップ
「モンクストラップ」は、履き口を靴紐ではなくバックルでとめるタイプで、「ダブル」モンクストラップはバックルが2個付いたデザインです。
仕事では問題ないですが、フォーマルな場面では控えたほうがいいです。
甲のまわりを面で押さえる構造なので甲が低めの方でも快適に履くことができます。
レイジーマン
レイジーマンは、靴ひもに見えるのは装飾で履き口はゴムなどで押さえるタイプのデザインです。
見た目は内羽根ストレートチップですが、脱ぎ履きするのに靴ひもをほどいたり、結び直したりしなくていいので便利です。
仕事で頻繁に靴を脱いだり履いたりする機会が多い方におすすめです。
- 一足目のデザインは?
- 革靴の1足目は、ストレートチップかプレーントゥがおすすめ!
フォーマルな場面でも履けるので、まずは黒のどちらかのデザインを持っていれば間違いないです。
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ビジネス、冠婚葬祭で定番の内羽根ストレートチップを紹介した記事です。
ビジネスにもカジュアルにも使えるプレーントゥのおすすめを紹介した記事です。
≫プレーントゥおすすめ13選|仕事用にもカジュアル用にも使える革靴を紹介
革靴のサイズ感
革靴とスニーカーのサイズの違い
革靴のサイズ表記とスニーカーのサイズ表記は全く違います。スニーカーのサイズのつもりで革靴を買おうとすると失敗してしまいます。
- 革靴のサイズ表記(日本製の場合)
- リーガルなど日本製の革靴のサイズ表記は、その靴を履く人の足のサイズが基準となる「足入れサイズ」になっています。
- スニーカーのサイズ表記
- スニーカーの場合、基本的には、靴の中の大きさでサイズ表記されています。
例えば、私の実際の足の大きさ(足長)は、25.8cmぐらいですが、スニーカー(アディダス)は27cm、革靴は25.5cmを履いています。
なので、革靴をスニーカーのサイズのつもりで買ってしまうと、かなりブカブカになってしまいます。
革靴は、靴の大きさではなく、履く人の足長を「想定」して表記しているので、自分の「足長」を把握する必要があります。
足囲(ウィズ)の確認も必要
一般的に「足のサイズは?」と聞かれたら、「つま先」から「かかと」までの足の長さ(足長)を答えると思います。
革靴の場合は、スニーカーのようにクッション材が入っていないので、横幅のフィット感も重要になってきます。足の横幅(足囲)も確認しましょう。
- 足長
一番長い足の指からかかとまでの長さ - 足囲
横幅の一番広いところを一周した長さ
革靴の足囲はウィズとも呼ばれ、アルファベットで表記します。
既製品でジャストフィットの靴を見つけるのは難しい(現実)
革靴のサイズは足長と足囲を把握する必要があると言いましたが、そうはいってもそこまで神経質になる必要はないと思います。
オーダーメイドならまだしも、既製品を購入する場合、購入したい靴と自分の足の形がジャストフィットすることはまれです。
あまり難しく考えず、自分の足長と靴のサイズ表記がある程度合ったものを購入すれば大丈夫です。
足囲がキツイい場合でも、革が伸びたり、ソールが沈みこむので履いているうちに足に馴染んできます。足囲が緩い場合は、インソールなどをあとから入れて調整することも可能です。
本格革靴はタイトフィットがオススメ
本格革靴、特にグッドイヤーウェルテッド製法の靴は、履いているうちに中のコルクやスポンジが沈み込んで足に馴染んできます。
甲革(表面の革)も馴染んでくると緩くなってきますので、最初からジャストサイズの靴を購入すると、履いているうちに大きく感じる場合があります。
そのため、革靴を買う時は多少キツイかなと思うくらいのサイズを購入するのがおすすめです。
この靴は、最初は羽根が1〜2cmぐらい開いていましたが、2年くらい履いた現在は羽が閉じてちょうどよい感じになりました。
靴紐を通す部分の「羽根」は、ピタッと閉じているよりも、少し空いている方がちょうどよいとされます。
※ただし、靴は縦には伸びることはないので、つま先がキツイ場合は注意が必要です。
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サラリーマンにおすすめの革靴ブランド
サラリーマンにおすすめできる定番の紳士靴ブランドとおすすめの靴をご紹介します。
スコッチグレイン
スコッチグレインは、ヒロカワ製靴が手掛ける日本のシューズブランドです。
東京・墨田区の工場で一貫生産していて、日本の靴職人により、日本人の足に合う木型を使ったMADE IN JAPANの品質は間違いありません。
墨田区のふるさと納税の返礼品にも選ばれていて、2020年の返礼品の中で1番人気になっています。
>>日経新聞電子版(2021年5月9日)
スコッチグレインでは、製作している全ての靴がグッドイヤーウェルト製法を採用しています。
日本人の足にあう木型を使用した靴で、コスパも高く、2万円台からグッドイヤーウェルテッド製法の革靴が販売されています。
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>>スコッチグレインの魅力や評判を徹底解説【オススメの革靴も用途別に紹介】
オデッサ
デザイン | ストレートチップ、Uチップ、ダブルモンクストラップなど |
革の種類 | ヨーロピアンボックスカーフ |
製法 | グッドイヤーウェルテッド製法 |
ソール(靴底) | レザーソール |
ウィズ | E |
特徴 | ・ヤハズコバ仕上げ ・やや細身のシャープなデザイン |
スコッチグレインの靴の中でも人気シリーズです。シングルEのシャープなデザインで、まさに正統派の内羽根式ストレートチップといえます。
上質な高級カーフ(仔牛の革)を使用しているので、お手入れするほどツヤが出て、本格革靴特有のエイジングが楽しめます。
サラリーマンがこの靴を履いたら間違いないです!
スコッチグレインは公式オンラインストアだけでなく、楽天市場にも公式ストアがあります。楽天経済圏の方はお得に購入できます↓
シャインオアレインⅢ、Ⅳ
画像出典:スコッチグレイン公式オンラインストア
デザイン | ストレートチップ、プレーントゥなど |
革の種類 | 撥水レザー |
製法 | グッドイヤーウェルテッド製法 |
ソール(靴底) | ラバーソール(SGソール) |
ウィズ | Ⅳ⇨E、Ⅲ ⇨3E |
特徴 | ・撥水効果のある革 ・防滑ソール |
シャインオアレインのアッパー(甲革)は、フッ素を配合した撥水効果のある革を使用しています。撥水レザーですが、普通にエイジングも楽しめます。
晴れでも雨でも履ける全天候対応革靴なので、天気によって履き分けるという革靴初心者の煩わしさが解消されています。
普通のお手入れでエイジングも楽しめるので、革靴初心者の1足目にぴったりです。
✔動画でも解説しています。
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WEB LIMITED
デザイン | ストレートチップ、ダブルモンクストラップ、コインローファー |
革の種類 | 銀付き革(国産カーフ) |
製法 | グッドイヤーウェルテッド製法 |
ソール(靴底) | ラバーソール(SGテクノソール) |
ウィズ | E、3E |
特徴 | ・リーズナブルなネット限定品 ・ラバーソールなのにレザーソールのような履き心地 |
WEB LIMITEDは革を大切に使い切るために、本来はあまり使われない「トラ」・「血筋」といった自然に近い革を多く取り入れています。
上質な革が使われていますが、その分リーズナブルです。
ソール(靴底)にはスポンジを発泡して作られたテクノソールを採用していて、ラバーソールなのにレザーソールの履き心地を楽しめます。
WEB LIMITEDは、革靴入門に最適な1足といえます。
アウトレット
スコッチグレインはアウトレット商品も販売されています。
アウトレットストアでは、グッドイヤーウェルテッド製法のちゃんとした革靴が1万円台後半から購入することができます。
デザイン | 内羽根ストレートチップ 内羽根フルブローグ ダブルモンクストラップ 等 |
革の種類 | 銀付き革、撥水レザー(国産カーフ) |
製法 | グッドイヤーウェルテッド製法 |
ソール(靴底) | ラバーソール、レザーソール |
ウィズ | E、3E |
特徴 | ・スコッチグレインの靴が2万円ちょっとで履ける ・アウトレットといってもキズ物等のB級品ではない |
アウトレットといってもキズ物などのB級品ではなく、本来は捨てられてしまう「トラ」・「血筋」の部分を多く使われているためアウトレット扱いとなっています。
スコッチグレインオンラインアウトレットストアはこちら
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リーガル
日本の紳士靴メーカーとしてはおなじみのリーガルです。
リーガルは、100年以上の歴史を持つ明治35年創業の靴メーカーで、「REGAL SHOES」を中心に全国で約200店舗強を運営している日本のサラリーマン定番のブランドです。
01DRCD
画像出典:リーガル公式オンラインショップ
デザイン | ストレートチップ |
革の種類 | 銀付き革(アノネイ社のカーフ) |
製法 | グッドイヤーウェルテッド製法 |
ソール(靴底) | レザーソール |
ウィズ | 2E |
特徴 | ・ヤハズコバ仕上げ ・ベーシックな木型 |
リーガルの革靴の中でも、高価な価格帯に位置するのがリーガル01DRCDです。甲革には、フランスの名門タンナー(革のメーカー)であるアノネイ社のカーフ(仔牛の革)を使用しています。
レザーソール(革底)のグッドイヤーウェルテッド製法で、土踏まずが絞れている作りのため、履き心地は抜群です。
01DRCDはリーガルの最高峰の靴です。リーガルはこの靴を履いていれば間違いないです。
リーガル 315RBD
デザイン | ストレートチップ |
革の種類 | ガラスレザー |
製法 | グッドイヤーウェルテッド製法 |
ソール(靴底) | ラバーソール |
ウィズ | 2E |
特徴 | ・細身のロングノーズ ・ヒールが通常より高い(脚長効果) |
315RBDは、甲革にガラスレザーを使用して、革の質感や仕上げ、艶感などにこだわって作られています。
やや細身のロングノーズで、ヒールが約32mmとリーガルの他の商品と比較して約5mmほど高い仕様となっているので、脚長効果も期待できます。
シュッとしたロングノーズの靴で、ヒールも少し高いのでフォーマルなシーンでも最適です。
リーガル 810RAL
デザイン | 外羽根プレーントゥ |
革の種類 | ガラスレザー |
製法 | セミマッケイ製法 |
ソール(靴底) | ラバーソール |
ウィズ | 2E |
特徴 | ・ほどよい丸みのあるスタイル ・軽量で履きやすい作り |
810RALは、リーガルでも人気のシリーズで、つま先は柔らかな丸みがあり、スタイリッシュ過ぎずほど良いスタイルの外羽根式プレーントゥです。
外羽根式なので甲が高い方も調整が効いて履きやすいモデルです。
セミマッケイ製法により、軽量でソール(靴底)の返りが良いのも特徴です。
つま先は、ほどよい曲線で細身の革靴はちょっと…という方にはオススメです。
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リーガルはガラスレザーの靴を多く販売しています。ガラスレザーはいざという時の革靴におすすめです。↓
ショーンハイト
画像出典:東立製靴株式会社公式サイト
ショーンハイトは、千葉県にある「東立製靴」が2004年に立ち上げたオリジナルブランドです。
東立製靴は、国内有名ブランドの協力工場として主にリーガルの革靴の製造や修理を行ってきた製靴工場です。国内一貫生産で作られた靴なので品質は間違いありません。
ショーンハイトの魅力は、高品質なグッドイヤーウェルテッド製法の靴が2万円弱で購入できるコストパフォーマンスの高さです。
既製品は、値段が同じ3種類の木型があるので、自分の好きなデザインの靴を選べます。
ブリティッシュトラッド SH111-1D
デザイン | 内羽根ストレートチップ 外羽根プレーントゥ ダブルモンクストラップなど |
革の種類 | 銀付き革(国内タンナー山陽製) |
製法 | グッドイヤーウェルテッド製法 |
ソール(靴底) | レザーソール、ラバーソール |
ウィズ | 2E |
特徴 | バランスの取れたブリティッシュテイストな木型 |
ショーンハイトは主にネットで販売されて、Yahooショッピングの公式店舗で購入できます。
ロングノーズ SH416-1D
画像出典:G.T.M. SHOES STORE
デザイン | 内羽根ストレートチップ 外羽根プレーントゥ Uチップなど |
革の種類 | 銀付き革(国内タンナー山陽製) |
製法 | グッドイヤーウェルテッド製法 |
ソール(靴底) | レザーソール、ラバーソール |
ウィズ | 2E |
特徴 | ロングノーズで細身な木型 |
アメリカントラッド SH308
画像出典:G.T.M. SHOES STORE
デザイン | 外羽根プレーントゥ 外羽根Uチップなど |
革の種類 | 銀付き革(国内タンナー山陽製) |
製法 | グッドイヤーウェルテッド製法 |
ソール(靴底) | レザーソール、ラバーソール |
ウィズ | 2E |
特徴 | つま先が丸い幅広なアメリカンテイストな木型 |
ショーンハイトでは上記のような既製品のほか、3万円ちょっとでパターンオーダーも取り扱っていて、自分の好きなデザイン、革の素材、ソール(靴底)を選んで購入することもできます。
ショーンハイトは、あまり有名ではないですが、コスパも高くおすすめの紳士靴メーカーです。
RAYMAR(レイマー)
レイマーは、有限会社サンレイの代表である大石裕介氏が【価格を抑えようとも品質は落とさない】というこだわりのもと立ち上げたブランドです。
こだわっているとおり、有名な海外レザーを使った「グッドイヤーウェルテッド製法」、「ハンドソーンウェルテッド製法」の靴が2万円台から購入することができます。
大石氏がサラリーマン時代、良い靴がほしいけど高いものばかりだったという経験から、それなら自分で作ってしまおうと靴の猛勉強をして立ち上げたそうです。
知る人ぞ知るという紳士靴メーカーで熱烈なファンが多く、人気商品はすぐ売れきれてしまいます。
レイマーは店舗を持たないネット販売専門の紳士靴メーカーです。Yahooショッピング公式店舗で購入することができます。
ストレートチップ【RM115S】
デザイン | ストレートチップ |
革の種類 | 銀付き革(Annonay社製 Vocalou ) |
製法 | ハンドソーンウェルテッド製法 |
ソール(靴底) | レザーソール(半カラス、ヒドゥンチャネル) |
ウィズ | 2E |
特徴 | RAYMAR定番のストレートチップ |
レイマーといえば、まずはこのストレートチップです。ノーズが程良い長さで、ビジネスシーンからカジュアルシーンまでをカバー出来るバランスのとれた綺麗なシルエットになっています。
人気の商品なので、すぐ売れ切れてしまいます。
アノネイ社の高級革を使用して、ハンドソーンウェルテッド製法、ヒドゥンチャネル仕様で、3万円台はスゴイの一言です……。
ストレートチップ 【May】(レインシリーズ)
デザイン | ストレートチップ |
革の種類 | 銀付き革 |
製法 | グッドイヤーウェルテッド製法 |
ソール(靴底) | ラバーソール(Vibramソール) |
ウィズ | 2E |
特徴 | 雨でも晴れでも履けるオールウェザーシリーズ |
レイマーで雨の日を想定して設計されたのがレインシリーズです。そのレインシリーズで定番の ストレートチップが『May』になります。
雨の日でも滑らないようソールは Vibramソールを使用しています。
代表の大石氏(おおいっさん)が、レイマーの商品などを紹介しているブログも面白いですよ。
>>公式ブログはこちら
サラリーマンにおすすめの本格革靴まとめ
最近は履く機会が減少していて、あまり重要視されなくなってきている革靴ですが、まだまだ、サラリーマンにとって革靴は重要なアイテムです。
身だしなみは足元からとも言われます。平均的なサラリーマンは、「そこそこちゃんとした靴」を「ちゃんとお手入れして」履くことが大事です。
このご時世、ますますサラリーマンという仕事は大変になってきていますが、お気に入りの革靴を履いてがんばりましょう!
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