革靴って固くて、足が痛くなるからイヤなんだよな・・・。
サラリーマンに限らず革靴を履くときにイヤだなと思う理由が、革が固くて痛い、靴ずれになるということだと思います。
確かに買ったばかりの革靴は、革が固いので足に馴染むまである程度我慢が必要です。馴染むまでの間、かなりのストレスですよね……。
この記事では、革靴が固くて足が痛くなるというお悩みをお持ちの方へ革靴を履きやすくする5つの方法をお伝えします。
【この記事を書いた人】
革靴歴約30年のサラリーマンが解説します。
- 『靴磨き知識アドバイザー』
- 革靴は仕事道具。「ガッツリ履いて、しっかりお手入れ」がモットーです。
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革靴の痛いを解決する5つの方法
私が実践している革靴の痛いを解決する方法は以下の5つです。
デリケートクリームを靴の内側に塗る
デリケートクリームは皮革製品への保湿に特化したクリームです。
水分量が多く新品の固い革を馴染ませたり、柔軟性を与えたりするのに重宝します。
革靴を履き下ろす前のプレメンテナンスとして、靴の内側(ライニングやインソール)全体へデリケートクリームを塗ると効果的です。
これだけで、大分履き心地が変わりますよ。
履きおろしてからも定期的に塗布するようにすれば早く馴染ませることができます。
私は、デリケートクリームを塗るようにしてから、革靴で靴ずれになったことはありません。
革靴の痛いを解消するのにまずはデリケートクリームを塗布してみてくだい。
おすすめのデリケートクリームはこちら↓
定番はモウブレイのデリケートクリームです。失敗が少ないクリームでこれを持っておけば間違いないです。
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レーダーオイルで革に柔軟性を与える
レーダーオイルは、ドイツの皮革ケアブランドであるタピールが展開するケア用品です。
本来の用途はクリーナーですが、天然成分のやさしいオイルが革に浸透し柔軟性を与えます。
手に巻いた布にオイルを染み込ませ、アッパー全体にさっと塗布。オイルがかなり浸透するので、塗りすぎに注意が必要です。
レーダーオイルをアッパー(甲革)へ塗布して、固い革に柔軟性を与えます。
レーダーオイルも履き始め前のプレメンテナンスに最適です。
革靴を購入したときはデリケートクリームとレーダーオイルの2トップが大活躍!
レーダーオイルの注意点
レーダーオイルは浸透しやすくどんどん靴に塗りたくなります。オイルを塗りすぎると全然光沢がなくなり、革が油分過多の状態になるので注意が必要です。
また、アッパー(甲革)だけでなく、デリケートクリームのようにライニングに塗ることで靴の中も柔らかくできます。
タピールのレーダーオイルは、革靴だけでなく革製品全般に使える皮革製品の万能薬です。
足に当たる部分をピンポイントで伸ばす
履いていると小指などに当たって少し痛いなと思うことがあります。そういうときは、ピンポイントでその部分をグリグリ押して伸ばします。
当たって痛い箇所はちょっとした部分なので、そこを少し広がるだけでも大分解消されますよ。
使わなくなった歯ブラシの柄の部分に適当な布を巻き、デリケートクリームやレーダーオイルを染み込ませて気になる部分へ押し込みます。
これだけでもかなり解消されますよ。
シューキーパーを入れてしばらく放置
テンションがかかるシューキーパーを入れて、そのまま何日か放置するだけでも内側の革が伸びて多少硬さが解消します。
専用のストレッチャーを使ってもよいと思いますが、私は厚めの布をシューキーパーに巻いて入れています。
通常よりテンションのかかった状態にして、何日か置きます。
おすすめは価格的にもちょうどよいスレイプニルです。
厚めの靴下を履いてとにかく履き込む
身もふたもないですが、とにかく履き込むのが一番です。
厚めの靴下を履くと革が硬いことによる痛さも多少解消されますので、あとはとにかく履き込みます。
私は靴を履いていて多少ムレを感じても、一日履き続けることでエイジングが進むと思えば全く気になりません。
むしろ「いいぞ〜 もっと馴染め〜」と思ってしまいます。
革が足に馴染む過程だと思えば、多少の痛さやムレは我慢できます。ダメ?
革靴を柔らかくして履き心地を改善する|まとめ
この記事では、革靴の痛いを解決する5つの方法をご紹介しました。
私はこの方法で革靴の履き始めの硬さや靴ずれによる「痛い」を解消しています。
最後の5つ目の方法はちょっと強引でしたが……。
自分の足に馴染んだ革靴の履き心地は何とも言えないものがありますので、しっかり馴染ませてお仕事頑張りましょう!
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