【革靴にツヤと栄養を】おすすめの乳化性クリーム、油性クリーム5選…質感を例えてみた

【革靴にツヤと栄養を】おすすめの乳化性クリーム、油性クリーム5選…質感を例えてみた

革靴に栄養や水分を補給し、いい感じにツヤを出してくれる乳化性クリームや油性クリーム。革靴のお手入れに欠かせないクリームです。

ただ、いざ購入しようと思っても、いろんなメーカーから販売されていて何を買ったらよいか迷ってしまいますよね。

  • 乳化性、油性クリームを選ぶポイントは?
  • メーカーごとの特徴や違いは?
  • 実際に使ってみた感想が知りたい

この記事では、こんな悩みを解消します。

革靴のお手入れ用として乳化性クリームや油性クリームを購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事で紹介する乳化性、油性クリーム

メーカー・商品名塗りやすさ光りやすさ補色性コスパ
(ml/円)
標準価格
(税込み)
容量色の種類生産国
M.モゥブレィ・
シュークリームジャー
(5.0 / 5.0)
(3.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
19.8円990円50ml60種類イタリア
コロンブス・
シルバーラインシュークリーム
(3.5 / 5.0)
(3.5 / 5.0)
(3.5 / 5.0)
16円880円55ml40種類日本
コロンブス・
ブートブラックシュークリーム
(3.5 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
20円1,100円55ml36種類日本
サフィール・
ビーズワックスファインクリーム
(4.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
22円1,100円50ml70種類フランス
サフィールノワール・
クレム1925
(4.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
32円2,420円75ml16種類フランス

【ちょっと補足】

乳化性クリームと油性クリームの違い
乳化性クリームが、油分と水分の混合なのに対し(そのため乳化性といいます)、油性クリームには水分が配合されていません。通常、油脂やロウ分のみのクリームは栄養補給には向きませんが、クレム1925のように栄養や革にしなやかさを与えることができるクリームもあります。

【この記事を書いた人】

みたらしとーさん
みたらしとーさん

革靴歴約25年のサラリーマンが解説します。

※当サイトの情報は執筆時点のものです。
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乳化性クリーム、油性クリームの役割は栄養補給とツヤ出し

スコッチグレインF0352BL靴磨き前-jpg

昔から「靴墨」とか言われている、革靴用のクリーム、いわゆる「靴クリーム」ですが、一言で靴クリームと言ってもいろんな用途や役割があります。

革靴用クリームの種類と用途

革靴のお手入れに使う靴クリームには、主に3つの種類があり、それぞれ用途が違います。

靴クリームの種類と用途(乳化性、油性クリーム)-png

乳化性クリーム、油性クリームの役割

乳化性クリーム、油性クリームは、革靴に適度な栄養やツヤを与える革靴のお手入れには欠かせないクリームです。乳化性クリームには水分、油脂、ロウ、有機溶剤が配合され、油性クリームには水分が入っていません。

各メーカーによって配合比率が違っており、それぞれ特徴があります。

【あわせて読みたい】

>>【乳化性?油性?ワックス?何が違う?】靴クリームの選び方を解説

乳化性クリーム、油性クリームを選ぶポイント

  • 塗りやすさ
  • 光りやすさ(艶(つや)感)
  • 補色性

塗りやすさ

滑らかで伸びがあるクリームは、靴に塗りやすく初心者にオススメです。固い質感のクリームだと塊が残ってしまったり、革に馴染みにくい場合があります。

光りやすさ(艶(つや)感)

せっかく靴磨きをするので、しっかり光沢感を出したいですよね。メーカーによってロウ分の配合が違うので光り方も違います。

補色性

革靴を履いていると色あせてきたりキズが付いたりしますので、革にしっとりと色をのせて、いい感じに補色したいです。

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おすすめの乳化性クリーム、油性クリーム5選

いろんな種類の靴用クリーム-jpg

今回、比較する革靴用クリームは以下の5種類です↓

【比較表】

メーカー・商品名塗りやすさ光りやすさ補色性コスパ
(ml/円)
標準価格
(税込み)
容量色の種類生産国
M.モゥブレィ・
シュークリームジャー
(5.0 / 5.0)
(3.0 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
19.8円990円50ml60種類イタリア
コロンブス・
シルバーラインシュークリーム
(3.5 / 5.0)
(3.5 / 5.0)
(3.5 / 5.0)
16円880円55ml40種類日本
コロンブス・
ブートブラックシュークリーム
(3.5 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
20円1,100円55ml36種類日本
サフィール・
ビーズワックスファインクリーム
(4.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
(4.0 / 5.0)
22円1,100円50ml70種類フランス
サフィールノワール・
クレム1925
(4.0 / 5.0)
(5.0 / 5.0)
(4.5 / 5.0)
32円2,420円75ml16種類フランス

M.モゥブレィ シュークリームジャー

✔塗りやすさで選ぶならコレ!

M.モゥブレィ シュークリームジャー

ポイント評価
塗りやすさ
(5.0 / 5.0)
光りやすさ
(3.0 / 5.0)
補色性
(4.0 / 5.0)
おすすめポイント
マイナスポイント
  • シルキーな質感で滑らかな塗り心地
  • 派手さはないが自然な光沢
  • 革に浸透して補色
  • クセがなく初心者におすすめ
  • ツヤ感は強くないので、靴をピカピカに光らせたいという方には物足りない
シュークリーム(エムモウブレイシュークリームジャー

本場欧州の伝統的なレシピで作られたクリームで、イギリスの王室御用達のまさに「ザ・乳化性クリーム」といった感じのクリームです。

クセがないクリームで自然な感じに仕上げることができますので、初心者にオススメです。

【実際に靴に塗ってみた感じ】

革靴に靴クリームを塗り込む
伸びもよく浸透する感じです。

マットで光りにくいと言われているスコッチグレインの「シャインオアレイン」をM.モウブレイ シュークリームジャーで磨いてみました。

靴磨き語のシャインオアレイン
派手さはないですが、しっかり光沢が出ています。

ダークブラウンのシュークリームジャーで磨いた「バーウィック」のプレーントゥです↓

バーウィックをお手入れした後-jpg
つま先はワックスのツヤです。シュークリームジャーのツヤではないのでご了承ください。

【あわせて読みたい】

>>M.モゥブレィ シュークリームジャーをレビュー【自然なツヤ感!】

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コロンブス シルバーラインシュークリーム

✔コスパで選ぶならコレ!

コロンブス シルバーラインシュークリーム

ポイント評価
塗りやすさ
(3.5 / 5.0)
光りやすさ
(3.5 / 5.0)
補色性
(3.5 / 5.0)
おすすめポイント
マイナスポイント
  • 滑らかな塗り心地
  • 派手さはないが十分な光沢
  • お手頃な価格でバランスの取れたクリーム
  • 鉱物系のワックスを使ったクリームのため、溶剤の匂いがする
  • コレといった特徴はないかも
ブラウン靴クリーム

日本のシューケア用品メーカー「コロンブス」が、ビギナー向けのクリームとして販売しているクリームです。シルバーの蓋が目印で、靴の量販店などの店頭でもよく見かけます。

今回比較したクリームの中で一番安く、初心者でも手軽に試すことができます。このクリームも初心者にオススメです。

ブートブラックシルバーラインとMモゥブレィシュークリームジャーで塗った革靴-jpg
ブートブラックシルバーラインとMモゥブレィシュークリームジャーで塗った革靴-jpg

右足(向かって左側)がM.モゥブレィシュークリームジャー、左足(向かって右側)がシルバーラインシュークリームで靴磨きしてみました。

シルバーラインシュークリームの方がツヤが出ています。

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コロンブス ブートブラックシュークリーム

✔補色性(特にブラック)で選ぶならコレ!

コロンブス ブートブラックシュークリーム

ポイント評価
塗りやすさ
(3.5 / 5.0)
光りやすさ
(4.0 / 5.0)
補色性
(4.5 / 5.0)
おすすめポイント
マイナスポイント
  • 国産でバランスの取れたクリーム
  • 栄養補給もツヤ感も申し分なし
  • ブラックの補色はしっとりとして重厚感がある
  • ブラックの瓶がかっこいい
  • 他のクリームと比べると伸びが少ない
  • 鉱物系のワックスを使ったクリームのため、溶剤の匂いが少しキツイかも(私は好きですけど…)
コロンブスブートブラックと革靴-jpg

日本のシューケア用品メーカーである「コロンブス」の中でも最上級の「プレステージライン」にラインナップされているクリームです。

先ほど紹介したシルバーラインよりも着色力と光沢効果を向上させるワックスを配合しています。

日本の有名なシューメーカーであるスコッチグレインの靴のお手入れでも推奨されていて、スコッチグレインの店舗やオンラインストアでも販売されています。

しっとりとしたツヤ感で、個人的にはスコッチグレインの革靴と相性がよいと思います。

【実際に靴に塗ってみた感じ】

ブートブラックの質感-jpg
指に取った感じ。質感を例えるならチョコレートクリームのような感じです。
ブートブラックを塗った感じ-jpg
他のクリームと比べると伸びは少ないかなと。

M.モゥブレィシュークリームジャーと塗った感じの比較です↓

ブートブラックとMモゥブレィシュークリームジャーで塗った革靴-jpg

右足(向かって左側)がM.モゥブレィ、左足(向かって右側)がブートブラックです。

画像だと少し分かりづらいですが、ブートブラックの方が少しだけ黒に重厚感があります。

【あわせて読みたい】

>>ブートブラック シュークリームをレビュー

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サフィール ビーズワックスファインクリーム

✔バランスよいクリームならコレ!

サフィール ビーズワックスファインクリーム

ポイント評価
塗りやすさ
(4.0 / 5.0)
光りやすさ
(4.5 / 5.0)
補色性
(4.0 / 5.0)
おすすめポイント
マイナスポイント
  • 油分が多く滑らかな質感で光沢も出やすい
  • バランスがよく間違いないクリーム
  • 色の種類が70種類もあり、どんな色の靴にも対応可能
  • 油分が多いせいか少しベタつく
  • デメリットではないが、匂いが特徴的なので好みが分かれる

ミツバチが巣を作る時に分泌するろうを主成分とするビーズワックスやアーモンドオイルが配合されていて、保革、ツヤ出しに優れています。

サフィールビーズワックス-jpg

どの項目もバランスがよく、持っていて間違いのないクリームです。

【実際に靴に塗ってみた感じ】

サフィールビーズワックスファインクリームの質感-jpg
クリームの感じですが、例えると油分が多いピーナッツクリームのような質感です。

スコッチグレインの「シャインオアレイン」をビーズワックスファインクリームで磨いてみました。

靴磨きのあと-jpg
しっとりとした程よい光沢です。

【あわせて読みたい】

>>サフィール ビーズワックスファインクリームをレビュー

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サフィールノワール クレム1925

✔光りやすさ(ダントツ)と補色性で選ぶならコレ!

サフィールノワール クレム1925

ポイント評価
塗りやすさ
(4.0 / 5.0)
光りやすさ
(5.0 / 5.0)
補色性
(4.5 / 5.0)
おすすめポイント
マイナスポイント
  • シアバター配合で滑らかな質感。しっかり塗ることができます
  • 油性のクリームのため磨いたあとの光沢感はダントツ
  • 油性なのに浸透力の高いクリームで革にしっかり浸透して補色する
  • 高級クリームに分類されるため価格は高め
  • 別にデリケートクリームなどで水分補給も必要になる
  • 光沢がスゴイので、自然な感じに仕上げたい場合には不向き
サフィールノワールクレム1925-jpg

サフィールノワール クレム1925は油性クリームになります。

ビーズワックス、カルナバワックス、シアバターを主成分とするサフィールの最高級クリームです。

とりあえず、四角い瓶がおしゃれでカッコいいです。玄関に置いておくと映えます。

専門家も市販の靴クリームの中では絶対に外せないアイテムと言っているクリームです。最終的にはコレを持っていれば間違いないです。

【ちょっと補足】

油性クリームなのに保湿や栄養補給ができる理由
普通の油性クリームは革に浸透せず保湿や栄養補給には向きませんが、クレム1925の場合はシアバターなどの植物性の油分が配合されているため、革に浸透して保湿や栄養補給ができます。それにワックスに近い成分なので、乳化性より光沢を出せるクリームです。

【実際に靴に塗ってみた感じ】

スコッチグレインの「シャインオアレイン」をサフィールノワール クレム1925で磨いてみました。

マットな質感で有名ですが、クレム1925で磨くとツヤツヤです。ワックスで光らせたみたいですが、革はしっとりと柔らかい感じになります。

サフィールノワールクレム1925で磨いた靴-jpg
黒のシャインオアレインもしっかり光ります。
シャインオアレイン2773BRをクレムで磨いた後-jpg
茶色のシャインオアレインもツヤツヤです。

【あわせて読みたい】

>>サフィールノワール クレム1925をレビュー

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乳化性クリーム、油性クリームの質感を例えるなら

乳化性クリーム5種類質感-jpg

完全に私の主観ですが、本記事で解説したクリームの質感をパンに塗るモノで例えてみました。

メーカー・商品名例えるなら理由
M.モゥブレィ・シュークリームジャーシュガーバターシルキーで浸透するので
コロンブス・シルバーラインシュークリームチョコレートクリーム溶けたチョコレートを塗っている感じが
コロンブス・ブートブラックシュークリーム高級チョコレートクリーム深みのあるブラックとビターな質感が
サフィール・ビーズワックスファインクリームピーナッツクリーム油分が多く靴に塗ったときの伸びやヌルっとした感じが
サフィールノワール・クレム1925高級バター浸透力が高くツヤ(テカリ?)がすごいので
革靴に困るサラリーマン
革靴に困るサラリーマン

なぜパンに塗るモノで例えた?

クリームの感じをどうにかお伝えしたくてパンに塗るモノで例えてみましが、ちょっと無理がありますかね……。

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乳化性クリーム、油性クリームの使い方(靴磨き方法)

ストッキングで拭き取り-jpg

乳化性クリームを購入したらさっそく靴を磨いてみましょう。

乳化性クリーム、油性クリームを塗る準備

まず靴のシューレース(靴紐)を取ります。

シャインオアレイン2776BL

馬毛ブラシでホコリを払います。
※馬毛ブラシがない方は、濡らした布を固く絞り、ホコリを拭き取りましょう。

革靴をブラッシング

シュークリーナー(リムーバー)がある場合は、クリーナーで古いクリームを除去します。

クリーナーで汚れを除去-jpg

乳化性クリーム、油性クリームを靴に塗り込む

ここから主役の登場です。

クリームを米粒1〜2つ分ぐらいの量を指にとって、履きジワを中心に入念に塗り込みます。

靴クリーム(黒)
靴に手でクリームを塗り込む-jpg

靴全体にも塗り込みます。

靴に手でクリームを塗り込む-jpg

せっかくなのでたくさん塗りたくなりますが、塗り過ぎはホコリが付きやすくなったりして逆効果なので注意しましょう。

乳化性クリーム、油性クリームを塗ったあとは

全体にクリームを塗り込んだら、豚毛ブラシでブラッシングしてクリームを靴になじませます(少し強めでOK)。

豚毛ブラシでブラッシング-jpg
豚毛ブラシでブラッシングしている靴-jpg

豚毛ブラシは、馬毛ブラシより固い毛なので、靴にクリームを押し込むことができます。乳化性クリームを均等に広げて、余分なクリームを取り除いてくれます。

その後、いらないストッキングや布切れを使って余分なクリームを拭き取ります。
※豚毛ブラシがない場合は、この作業だけでも大丈夫です。

ストッキングで拭き取り-jpg

いい感じに光沢が出ます。ツヤツヤですね!

乾拭き仕上げ後の靴-jpg

慣れてきたら、つま先をワックスで光らせる鏡面磨きもオススメです。

【あわせて読みたい】

>>【休日の靴磨き完全版】お手入れの手順と方法を革靴歴28年のサラリーマンが解説

>>【初心者向け】とりあえずコレだけで十分!簡単靴磨き

クリームが手に付いたときの落とし方はこちらをご覧ください↓

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乳化性クリーム、油性クリームと一緒に購入したいモノ

追加アイテム3つ-jpg

せっかく靴磨き用に乳化性クリーム、油性クリームを購入するなら、以下のアイテムも一緒に購入しませんか?

靴磨きの道具としては一般的なものです。

追加アイテム用途
シュークリーナー(リムーバー)靴の汚れ落とし
ペネトレイトブラシクリーム塗布用ブラシ
豚毛ブラシクリームを革に馴染ませる用ブラシ

シュークリーナー(リムーバー)

リムーバーは、靴の汚れや古いクリームを落とすクリーナーです。

革靴用クリームには溶剤が入っているので、新しいクリームが古いクリームを落としてくれますが、やはりしっかり汚れを落とすならリムーバーが必要です。

布にクリーナーを付けて靴全体を拭き上げます↓

長く履いていると、やはり汚れや油分が革に蓄積していきますので、数ヶ月に1回は、女性の化粧落としのようにクリーナーで靴をスッピンにしてあげましょう。

定期的にスッピンにすることで、靴の負担を減らします。

革靴の汚れ落としの後
クリームを落としてマットな感じになりました。

水性で革にやさしい汚れ落としのモゥブレィのステインリムーバーがおすすめですが、劇的に汚れを落としたいなら、サフィールのレノマットリムーバーがスゴイです。

【あわせて読みたい】

シュークリーナーにも様々な種類があるので、用途別に解説しました。

>>迷ったらコレ!おすすめの革靴用クリーナーを徹底解説

ペネトレイトブラシ

乳化性クリーム、油性クリームを塗布用のブラシです。

私は、クリームは手で塗ることをおすすめしますが(体温でクリームが浸透しやすくなります)、手が汚れるのがイヤな方は、このブラシは便利です。

ペネトレイトブラシ
色が混ざらないように靴クリームの色ごとに持っておいたほうがよいです。

コバ周りなど、細かいところにもクリームを塗布できるので持っていると便利です。

ペネトレイトブラシでクリームを塗布-jpg

豚毛ブラシ

クリームを靴になじませるためのブラシです。

馬毛ブラシより固くて靴にクリームを押し込むことができ、クリームを均等に広げて余分なクリームを取り除いてくれます。

靴クリームを塗ったあとにブラッシングすると革にクリームが馴染んで、光沢も出ます。

豚毛ブラシでブラッシング-jpg
クリームが混ざらないようにクリームの色ごとに持っておきましょう。

豚毛ブラシでブラッシング後です。これだけでもクリームが馴染んで光沢も出ます。

豚毛ブラシでブラッシング後

豚毛ブラシは、使えば使うほどクリームが毛に浸透して、いわゆる「ブラシが育った」状態と言われるようになります。

ブラシが育つと、クリームを塗らなくても軽くブラッシングするだけでツヤツヤになります。

値段の安い豚毛ブラシは毛が抜けて大変と言われますが、近藤の豚毛ブラシは毛が抜けず丈夫です。余裕がある方は、紗乃織(さのはた)の豚毛ブラシが間違いないですね。

【あわせて読みたい】

靴磨き用のブラシの種類や用途を解説した記事です。オススメのブラシも紹介していますので参考にしてみてください。

>>【初心者向け】靴磨き用ブラシの種類や用途を解説

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乳化性クリーム、油性クリームを上手に使いたい方へおすすめの本

靴磨きの本

せっかく乳化性クリーム、油性クリームを購入したので、プロの靴磨きを参考にしましょう!

靴磨きの本

日本の有名なシューシャイナーの長谷川裕也さんが書いた「靴磨きの本」、「続・靴磨きの本」がおすすめです。

プロのテクニックも勉強になりますが、初心者にもわかりやすく写真付きで書かれています。

靴磨きの本を開いている

本の綴じ方が独特で、見たいページを開いたまま置くことができるので、本を見ながら靴を磨くことができます。

続編として「続・靴磨きの本」も出ています。

2冊あればベストですが、どちらかをという場合は、「続」の方がおすすめです。

最高級靴読本(究極メンテナンス編)

靴磨きやシューケアのプロの方が、オススメの革靴のお手入れ道具の話をしています。私はこの本に出てくるような高級靴は持っていませんが、革靴のお手入れ方法などすごく勉強になります。

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まとめ|乳化性クリーム、油性クリームで革靴に栄養とツヤを与えましょう

靴磨き用のクリームとしては定番の5種類の乳化性クリーム、油性クリームを比較しました。

最後に身も蓋もないことを言ってしまいますが、今回比較したクリームは、結局、どれを買ってもOKです。

全商品、革靴の栄養補給や光沢感は申し分ないので、何を重視するか自分の好みのものを選んで使ってみましょう。

まあ、結局いろいろ試したくなって購入してしまい、いつ使うんだっていうぐらい玄関にクリームが並んでしまうのが靴磨き好きの「あるある」かなと。

このご時世サラリーマンは何かと大変ですが、お気に入りの革靴をピカピカに磨いてがんばりましょう!

【あわせて読みたい】

靴クリームの用途や種類を解説した記事です。おすすめも紹介しています。

>>【乳化性?油性?ワックス?何が違う?】靴クリームの選び方を解説

靴クリームだけでブラウンの革靴を濃くできないかやってみた記事です。

>>【革靴の色を濃くする】靴クリームだけでブラウンの革靴を濃くできるかやってみた

ガラスレザーにおすすめのケア用品を解説した記事です。

>>【ガラスレザーをお手入れ】ガラスレザーの革靴におすすめのケア用品4選

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